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遠野なぎこの壮絶すぎる人生:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載565

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特に『麗わしき鬼』のときの遠野さんは、何となく顔の印象も変わっていて、もはや『すずらん』のときの楚々とした感じがなく、まるで別人を見ているかのようだったわ……。もっとも、その2年後には遠野さん、最初の結婚&2か月後にスピード離婚をし、どんどん「お騒がせ女優」化していったので、中島脚本のドロドロ昼ドラのほうが、遠野さんには合っていたのかも?

遠野さんが、幼少期から両親による児童虐待を受けていたこと、摂食障害やアルコール依存症を抱えていることなどをアタシが知ったのは、さらにその後。そして『すずらん』のときには、恋愛関係も結構お盛んだったみたいなんだけど、あの透明感を出せていたのはすごい。

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あと、遠野さん、「摂食障害についてもっと知ってほしい」という気持ちが強く、インスタグラムなどで、摂食障害に苦しんでいる人からのコメントに、丁寧にお返事をしていたとのこと。なんだか胸がつまるわ……。

なお、遺体の身元については「すでに判明しているものの、事件性がないことから、捜査当局が積極的に公表するつもりがないのではないか」「遠野さんがフリーで活動し、親しい親族もいないため、公表する窓口がないのではないか」とも言われているけど、個人的には、せめて遠野さんご本人なのかどうかだけでも知りたいわ。あと、朝ドラ『すずらん』、再放送してくれないかしら。

 

写真/遠野なぎこ公式Instagramより
<水曜日掲載>

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

 

 

 

 

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