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ループと日本交通がムカつく:箕輪厚介「今月これにムカついた」 連載2

反箕輪派のウルセーお前らに告ぐ!今月これにムカついた 第2回:ループと日本交通がムカつく 連載
連載社会
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たしかに、業界最大手の日本交通を率いる川鍋一朗会長は、以前テレビ番組でループのことをやたらと紹介していた。川鍋会長といえば、中曽根康弘元総理の孫娘と結婚していて、政界へのロビー活動上手で知られているタクシー業界一の実力者だ。資本主義社会で、自社の利益のために頑張ろうとするのはわかるが、その結果、日本の成長を疎外しているならば、やっていることは本当にクソだなと思う。

あのクソなキックボードを普及させることで「ループいいじゃん、ライドシェアは当面いらないよね」というムードにしたいのならば、タクシー業界は本当にムカつくよ。新しい産業をやることで世の中が前に進むのならばいいけど、世の中が前に進まないために必要のないサービスを導入するというのも、まさに日本的で、実に残念。

結局、業界で独占したままだから、変なタクシー運転手が残り続けるし、利用者には不満がたまる。ライドシェアが解禁されて、各運転手をレビューできるようになれば、競争が生まれるからそのほうが絶対に良いと思う。

ちなみに、そんな日本交通のやっているGOアプリは非常に使いづらい。地図で指示した場所と違うところに来ることも多いし、メッセージが20字までしか送れないから「〇〇まで来てください」と打とうと思って「〇〇まで来」としか打てなかったりもする。正直、いつの時代だよって呆れちゃうよね。

ガーシーは正しかった

僕が書籍を担当したガーシーの周辺も騒がしい。3月には参議院議員を除名されて、その直後には警察から脅迫などについて逮捕状が請求されたからだ。

ガーシーに逮捕状が出たからか、これまでガーシーによる暴露を恐れて大人しくしていた芸能人や企業家たちが、にわかに強気になってガーシーを批判しだしたけれど、すごくダサいなって思う。

ガーシーの関係したことで最近注目を集めたのは、元ジャニーズのカウアン岡本によるジャニー喜多川からの性被害の告発だ。

ガーシーは、カウアンと一緒に告発動画を最初に撮っていたが、日本のマスコミも、『週刊文春』以外のメディアはほとんど取り上げていない。この問題はまさにタブーだったわけで、ガーシーはその蓋を開けた存在の一人だ。だから、ガーシーが間違っていてメディアが正しいという雰囲気で語られることも何か違うような気がしている。僕が今ガーシーと仕事をすることは逃走の手助けと捉えられるかもしれないからできないけれど、もし逮捕されて出所してくることがあれば、獄中でのことや逃走中のことを本にするのもありだとは思っている。

それとガーシーを簡単に除名にした国会議員たちもムカつく。ガーシーの不在を問題にしたけれど、それなら他の議員たちはちゃんとしているのか。税金でクソな国会をやっているくらいなら、別に行かなくてもいいだろって気がするよ。

ガーシーだけじゃなく、SNSで暴露して恐喝するSNSマフィアの活動も、ここ最近はとても注目されている。

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