PR
PR

KYON2の武道館コンサート炎上のバカバカしさ:ロマン優光連載391

連載
連載
PR
PR

特定の戦争に反対しているというならともかく、小泉の全ての戦争に反対するというメッセージはあまりに素朴な人道レベルなものであり、全ての発言は政治的な意味合いを帯びるという理念からすれば政治的と言えるかもしれないが、特定の政治的イデオロギーに加担した、扇動しようとしたというのにあてはまるレベルのものではない。

それに対してことさらに政治的であると批判的な人間こそ、特定の「イデオロギー」に立っているのではないか。

小泉に怒っている人間の大半は、自分とイデオロギーを共にするアーティストがこのレベルの素朴な発言、もっと踏み込んだ特定の政党を称賛する発言をしても政治的な発言をしたと怒ったりしないであろう。実際に芸能人のリベラル・左派的な発言を「芸能人は政治的発言をすべきでない」と叩く人間が芸能人の政権称賛や右派的発言を褒めたたえている光景はありふれたものだ。

右派のSNSユーザーは「リベラル・左派はアーティストが政治的発言をすることを奨励するのに、アーティストが自分たちの気に食わない政治的発言すると叩くのは矛盾している」と言いがちだが、発言すること自体を否定するのと発言内容を批判するのは別のことであって、それは稚拙なすり替えでしかない。

PR

ファンを公言して失望する人々

また、極右・排外主義発言で人気の元PHP研究所アジア総支配人・湯浅忠雄が投稿したような小泉自身が朗読していたというようなデマ投稿に人気が集まり、それをベースにバッシングが広がっていくありさまも、よく見る光景とはいえひどいものだ。

そんなことさえ、確かめようともしない(もともと確かめる気もない)右派インフルエンサーのバズりたいがための発言に大勢の人が乗っかってしまうのはうんざりだ。湯浅忠雄は発言の適当さでは定評があるのだが、何度それが指摘されようと未だに人気があるということにげんなりだし、事実より自分の気持ちよくなることを優先している人がいかに多いかということかもしれないと思うと本当に憂鬱になる。

リベラルや左派のインフルエンサーが適当なソースで発言して広がっていくこともある。しかし、圧倒的に右派インフルエンサーによるそれが多いのは「右」寄りの人を扇動するほうがマネタイズしやすいからだろう。そして、リベラル・左派のそういったものが発言者の雑さから来ている場合が多いのに、右派の場合、意図的なデマも多いという違いはある。

まあ、本当に思想の左右関係なく、そういうのはやめてほしいものだ。

タイトルとURLをコピーしました