動画「ヤンマガ編集部員が選ぶ注目漫画!」
アニメ化を反対する意見に対して表現の自由を持ち出して批判する人もいるが、原作漫画は普通に公開され、その気になれば誰でも触れることが出来る状態であるわけで、表現の自由を持ち出すのは違う話なのではないかと思う。ごく一部の極論を除けば反対派の意見はゾーニングの話だと解釈するのが妥当だろう。
どういうプラットホームで公開されるかもわからない時点で判断できることではない部分もあるとは思うが、アニメという漫画よりも敷居が低い形で公開されることでより広がっていくことを作品の内容を批判的に見ている人が危惧するのはおかしなことではないと思う。
個人的にはアニメ化をする自由はあるし、勝手にすればいいが、世間に公開する以上はその責任は生じるわけで、その責任について深く考慮した上でアニメ化しようとしたのかについては疑問がある。
講談社ヤングマガジン編集部の公式YouTube「ヤンマガ日常ch」で2026年1月に公開された「編集部員42名がガチ投票した2026オススメ漫画」という動画が現在非公開となっている。
理由についてはこの原稿を書いている時点ではYouTubeアカウントが、
動画「ヤンマガ編集部員が選ぶ注目漫画!」につきましては、公開後にさまざまなご意見をいただいたことを踏まえ、作品や作者をはじめとする関係者への影響を考慮し非公開といたしました。
と投稿しているが、詳細な説明はされていない。
ただ、この動画の中でヤンマガの編集者が『みいちゃんと山田さん』について語った部分がアニメ化についての議論が盛り上がっている中で炎上したことが原因ではないかと推測されている。
批判の声が多くなり公開停止になった後も発言の一部がテロップに映し出されている箇所のキャプチャー画像がSNSで広まっていった。
この動画に参加していた編集部員が『みいちゃんと山田さん』の制作に関わっているという誤解込みで批判している人も多く、発言の一部切り取りでしかないのも確かで、発言者によっては作品の構造についての発言をしているにすぎないという解釈ができるものも含まれているわけだが、そういった部分を考慮しても不適切なのではないかという発言もある。
1人の編集者の、「みいちゃんは底まで落ちていく才能がある」などというものが含まれる一連の発言。
推しポイントという見出し付きで、「人が堕ちていく様を見たいと思わせるみいちゃんのキャラ」という発言の「人が堕ちていく様を見たい」という部分が赤字で強調されている部分を見ると、文脈込みで考えても発言者の作品内容のセンシティブな部分に対する無思慮・無配慮な感じだとか、インパクトを出していくことしか動画制作の担当が考えていない感じが出ていて、それは燃えるだろう。
この編集者の漫画に関する意識について疑問は抱かれても仕方がないし、直接ヤンマガ編集部が関わっていないとはいえこの動画を良しとしてしまった講談社自体の意識に対する疑問がわく人が出ても仕方がないと思う。
