割れんばかりの拍手の中で登壇
当初はリモート出演と発表されていた宮台氏が登壇すると会場からは大きな拍手。宮台氏は防刃ベストと防刃マフラーを身につけ登壇した。安物だと重いそうで、宮台氏は5万円の高いものを購入。この日身につけたのが2回目だという。ちなみに防刃グッズはとても暑いとのことで、宮台氏は登壇早々にベストとマフラーを脱いでいた。
トークは、足立監督が映画の舞台裏を語るだけではなく、有田氏がジャーナリスト的視点から映画における容疑者の描写がいかに的を射ていたかを語れば、宮台氏は社会学的観点から本作を語り、ダースレイダー氏は各氏の話を上手く補足し、気づけば1時間40分が経過。
映画の上映時間は1時間15分なので、上映よりもトークイベントのほうが長いという贅沢な時間が流れることとなった。
『REVOLUTION+1』は横浜、名古屋、大阪で既に上映が始まっており、2月21日にはベルリン批評家週間での上映が決定している。東京ではユーロスペースで3月11日より公開が決定。
映画を観てない輩から多くの批判を浴びせられた本作だが、「容疑者を賛美している」とする批判がまっとうなものなのか否かは、やはり実際に観て判断するしかないだろう。
文・撮影/編集部
参考リンク/映画『REVOLUTION+1』
映画『REVOLUTION+1』公式サイト
監督 足立正生 6年ぶりの新作にして最大の問題作 あの“衝撃の事件”を基に描く―― 2022年12月24日(土)より、横浜・大阪・名古屋先行上映 シネマ・ジャック&ベティ、第七藝術劇場、シネマスコーレ 2023年 春、ユーロスペースにて公開決定