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加護亜依から学ぶタレントは一般人の記念撮影に応じて良いのか問題:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載480

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第480回 加護亜依から学ぶタレントは一般人の記念撮影に応じて良いのか問題

8月21日、「Smart FLASH」が、「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの加護亜依さん(以下、加護ちゃん)が、旅行先の韓国で友人の女性や男性2人と共に写っている写真を掲載し、「加護ちゃんが、滞在していたカジノ付きホテルで、指定暴力団の現役幹部組員X氏と、もう1人の男性の2人と行動を共にしていた」「今年になって、港区の飲食店で加護さんとX氏が知り合ったらしい」「ホテル代やカジノでの遊興費などはすべてX氏が負担したらしい」と報道。

これに対し、加護ちゃんは、自身のツイッターで「驚くほど事実と違う事が多いので、今日中にYouTube撮ってアップします!」と伝えたうえで、22日、YouTubeチャンネルを更新。「韓国旅行には親友と2人で出かけた」「航空券やホテルのお金は全部自分で払った」「旅行に行く2日前にママ友から『私も韓国に行く』とLINEがあり、韓国で会ったときに、男性2人を紹介された。その後『写真を撮りませんか?』と言われて応じてしまったが、相手の1人が反社だとは知らなかった」と語っているわ。

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加護ちゃんといえば、18歳のときに『フライデー』に、19歳のときに『週刊現代』に喫煙写真が掲載され、20歳のときに俳優との不倫を報じられ、23歳のときに暴力団関係者と交際・同棲(のちに結婚)していることが報じられて自殺を図り、27歳のときに最初の夫からDVを受けて離婚し……と、一時はとにかく話題が尽きなかった人。2016年、28歳のときに美容関係の会社経営者と再婚してからは、ハロプロのライブにゲスト出演したり、最近ではバラエティ番組で若いころのスキャンダルをネタにしたり、かなり落ち着いてきた様子を見せていて、アタシも他人ごとながらホッとしていたんだけど……そんな矢先の今回の報道にびっくりしたわ。

なお、加護ちゃんの言い分に対し、ネットでは「男性の一人(X氏)は小指が不自然に短く、もう一人は腕にびっしり刺青が入っているのに、反社だとは知らなかったというのは、ちょっと苦しすぎるのでは」という意見も。過去のあれこれを考えると、加護ちゃんへの疑念が生じるのも仕方ないかもしれないけど、正直、「Smart FLASH」の記事も「この韓国旅行について事情を知っている関係者」(=写真提供者)が語っている内容(しかも発言の後に必ず「~と聞いています」という言葉つき)だけで構成されていて、裏づけとなるものが何も提示されていないので、ちょっと引っかかるのよね。

あと、アタシも時々、仕事の場以外で「一緒に写真を撮ってほしい」と言われることがある(そして割と気軽に応じてしまう)ので、「今後はもう少し慎重になったほうがいいのかも」とあらためて思ったわ。加護ちゃん、気づきと学びをありがとう……。

 

<水曜日掲載>

写真/Wikipediaより(撮影/Charles Nguyen)

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

 

 

 

 

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