第503回 セクシー田中さん最終話を改めて観た
1月29日、漫画家の芦原妃名子さんが、栃木県内で亡くなっているのが発見されたというニュース、おそらくみなさんはご存じよね?
芦原さんは1月26日、ブログおよびXで、自身の作品を原作とした日本テレビ系のドラマ『セクシー田中さん』について、「『漫画および原作者が用意したあらすじやセリフに忠実にする。忠実でない場合は加筆修正をし、原作者が脚本を執筆する可能性もある』といった条件でドラマ化を許可したのに、毎回原作を大きく改変した脚本が提出され、最終的に9話、10話の脚本を自ら相当短い時間で執筆しなければならなくなった」と報告。
脚本家の相沢友子さんや担当プロデューサーに、過去にも漫画原作を改変したケースがあったこと、そもそも昨年12月に相沢さんが、自身のインスタグラムに「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しました」「この苦い経験を次へと生かし、(中略)今後同じことが二度と繰り返されませんように」などと投稿していたことから、相沢さんや日テレ、あるいは芦原さんを批判する声がネットやSNSに溢れ、芦原さんは28日、Xに「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と記し、投稿を削除しブログも閉鎖。こうした経緯や現場の状況、遺書が見つかったことなどから、自殺とみられているわ。
芦原さんの急逝により、相沢さんや日テレを批判する声はさらにエスカレート。アタシ、相沢友子さんのお名前は、ドラマ『やまとなでしこ』(相沢さんは5話と8話を担当)の頃から知ってはいたけど、とびぬけて派手な活躍をされる脚本家さんという印象はなかったので、多くの人が相沢さんについていろいろ語っているのを、なんだか不思議な気持ちで眺めているわ……。