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市川猿之助が人知れず抱えていたプレッシャー:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載467

市川猿之助連載
連載

5月18日、『女性セブン』が歌舞伎俳優の市川猿之助さんのハラスメント疑惑を報道。そして同日、猿之助さんおよびご両親(市川段四郎さんご夫妻)が自宅で倒れているのをマネージャーが発見し、ご両親は死亡、猿之助さんは意識不明の状態が続いている……というニュース、おそらくみなさん、ご存じよね。

まだ詳しいことは何も明らかになっていないので、勝手な憶測に基づいたことしか書けないけど……。「猿之助さんが書いたとみられる遺書のようなものが見つかった」「ご両親が布団をかけられた状態で倒れていた」といった状況を考えると、やはり、「報道を苦にした猿之助さんが無理心中をはかった」もしくは「ご両親が命を断ち、それを知った猿之助さんも後を追おうとした」ということなのかしらね。

そして、もし猿之助さんが心中を図ったのだとしたら、「本番期間中だった」ことも、冷静な判断ができなくなった原因の一つじゃないか……という気がするの。

猿之助さん、5月3日から28日まで、明治座で『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』をやっているのよね。これは、昼と夜で別の演目を、両方猿之助さんの主演で行うというもの。猿之助さんほどの人であれば、舞台に立つのはもはや日常みたいなものかもしれないけど、それでも公演中はテンション高めな日々を送っているだろうし、報道を受けて「今日、お客さんの前でちゃんと演技ができるだろうか」「お客さんは、自分をどんな目で見るのだろうか」と考えた可能性は高いんじゃないかしら。そして、おそらく『女性セブン』側も、あえてそういう時期を狙って報道したんだろうけど……。こんな事件が起きちゃうと、「話題になれば何をしてもいい」という報道のあり方を、みんなが考え直すべき時期なんじゃないかと、あらためて思うわ(もちろん、報道の通りなら、そもそもハラスメントを行っていたこと自体が問題なのはたしかだけど)。

段四郎さんご夫妻のご冥福を祈りつつ、気になるのが、猿之助さんが今後、どのような罪に問われるかということと、猿之助の名跡が今後どうなるのかということ。順当にいけば、今回急遽『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』昼公演の代役に抜擢された、香川照之さんのご長男の市川團子くんが継ぐはずだったと思うんだけど……。團子くん推しのアタシとしては、お父さんや叔父さんのあれこれに巻き込まれず、團子くんが素敵な大人、素敵な役者さんになってくれることを、心から願っているわ……。

 

<水曜日掲載>

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

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