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『テコンダー朴』原作者白正男による正しい歴史認識と人権思想講座 第21回 炎上した『アサシンクリード シャドウズ』ポリコレ忖度の有無

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人権派格闘技漫画の最高峰『テコンダー朴』を世に送り出した義士・白正男先生が、日本人に正しい歴史認識と人権思想を啓蒙すべく、筆を執っている本連載。人気アクションゲームシリーズの新作『アサシンクリード シャドウズ』が、戦国時代の日本を舞台としているにも関わらず、黒人男性が主人公に選ばれたことで炎上した。白先生はこの騒動に何を思うのか。

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第21回:炎上した『アサシンクリード シャドウズ』ポリコレ忖度の有無

フランスの大手ゲーム会社ユービーアイソフトから今年11月に発売予定のアクションゲーム『アサシンクリード シャドウズ』がSNSなどで炎上している。『アサシンクリード』シリーズは2007年の第1作の発売以来、累計2億本以上を売り上げている人気作。『アサシンクリード』シリーズは世界中の様々な時代や地域が舞台となっており、これまでに十字軍派遣やフランス革命、アメリカ独立戦争などの歴史上の出来事が題材に選ばれている。

問題となっている最新作『シャドウズ』は戦国時代の日本が舞台。プレイヤーが操作可能な主人公は2人で、伊賀忍者である奈緒江と、アフリカ人の侍である弥助。これまでの『アサシンクリード』シリーズでは主人公は、舞台となった地域のマジョリティの人種から選ばれるのが通例だった。しかし『シャドウズ』は日本が舞台なのに主人公に選ばれたのは黒人。ポリコレ的な配慮で日本人が黒人に「ブラックウォッシュ」されたのではないかという疑念が持たれていた。

とはいえ過去作では「ブラックウォッシュ」された形跡は見当たらないので、今作だけポリコレ忖度が発動したとするのは不自然。『シャドウズ』の「ブラックウォッシュ」はポリコレというよりは、人種差別に基づくマーケティング的な理由ではないかと自分は推察する。

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朝鮮語の「サウラビ」(戦う男)が日本語の「サムライ」の語源

Web版ファミ通に5月16日に掲載された『シャドウズ』開発者へのインタビュー記事で、クリエイティブ・ディレクター(白人)が興味深い発言をしていた(現在は削除済み)。

この白人(おそらくフランス人)は弥助を登場させた理由を聞かれて、「まず〝私たちの侍〟、つまり日本人ではない私たちの目になれる人物を探していました」と答えていた。日本人が主人公だと「私たちの目」になれない、つまり感情移入してプレイできないと言っていたのだ。白人はアジア人が主人公では感情移入できなくて需要がないから、売れないから、マーケティング的な理由で主人公を日本人から黒人に「ブラックウォッシュ」する必要があったと図らずも自白していたのだ。

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