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「独身ロスジェネおじさん」が味わう地獄の現実

社会
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新しい音楽や読書、映画やドラマ、スポーツなどに触れるよりも、若い頃に触れたことのあるものばかりを繰り返し摂取するようになってしまう。スラムダンクや仮面ライダーなど過去の名作のリバイバルが連発されるのは、いつもの“アレ”しか楽しめなくなった中年を狙い撃ちしているのだ。その狙い通り映画は大ヒットしている。

生きがいだった趣味にもどんどん身が入らなくなっていく。それなりに楽しいし真剣に取り組んでいるが、どういうことか昔のようなワクワク感や熱くなる気持ちが湧きにくい。それだけなら良いが、最悪の場合は楽しい感覚すらなくなっていく。そう、飽きてしまうのだ。しかし他にやることもないのでモチベーションを失った趣味をダラダラ続けるしかない。

これも悲しきロスジェネを象徴する作品のひと つ。

既婚者と独身者でコミュニティが分裂

「死ぬまで一緒にいよう!」と約束したコミュニティの仲間たちも、結婚を機に少しずつコミュニティから離れていく。「家族の記念日だから参加は厳しい」「子供が産まれたから育児が大変でさ」「家を買うからその内覧が忙しくて」「子供の受験の合格発表なんだ」など人生の階段を上る“元仲間”たちが一人、また一人とコミュニティから去っていく。

久しぶりに会ってもライフステージを着実に進める彼らと、異常独身中年の道をひた走る独身中年の溝はどんどん深まっていく。その結果、たまに集まり子供の話や昔話を当てに飲むグループと、情熱を失いかけながらも必死に趣味にしがみつく独身グループにコミュニティは分裂していく。

今まで一緒に遊んできた友人たちが結婚を経てどんどんライフステージを進めていく中、ずっと同じ場所で足踏みをしている自分を受け入れられる人は本当に少ない。「俺、もしかして周回遅れになってない?」と感じ出したころにはもう時すでに遅し、無為に過ごした10年20年を45歳から取り戻すことはほぼ不可能だ。

現実社会からの強烈な疎外感

さらに、アラフィフまでまだ遠い年齢の人にはピンとこないかもしれないが、独身の45歳が感じる社会からの疎外感は強烈である。25歳であれば若気の至りとして微笑ましく見逃されていた行為も、45歳がやれば咎められる。それが世間である。“年相応”の振る舞いや役目を担えない人間に対して世間の風は非常に冷たい。

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