今年の正月もやっぱり実にくだらなかった
日本には、年末年始の毎年変わらない行事が多数存在します。 「実家に帰って、大みそかは紅白を見て年越しそばを食べないと年が越せない」という人も多いでしょう。
でも、ちょっと待って下さいよ! 年末年始は独特な雰囲気に包まれますが、1年365日は毎日地球が1回転するだけの同じ1日を繰り返しているだけ。別に年末年始だからといって特別なことをする必要はないのです。
しかも、そんな行事に限ってムダなものばかり。年賀状を送らなくても孤独死するわけではないし、初詣に行かなくても収入が減るわけではありません。そこで今回は、年末年始の恒例行事に勤しむことが、いかに愚かな行為か説明していきましょう。
除夜の鐘
大晦日の夜に108回撞かれる除夜の鐘。108という数は仏教で教えられる煩悩の数で、「来年は煩悩に振り回されないように」という意味があるそうですが、はっきり言って騒音以外の何物でもありません。実際、最近は「うるさい!」とクレームが増加している地域も存在。あと、夜の寒い野外で108回も鐘を撞くのはかなりの重労働です。年末にそんな労力があるんだったら、365日24時間稼働している食品工場のライン作業の短期バイトでもやって生産性あげろ!
帰省
バカの一つ覚えのように大量の人間が移動する帰省ラッシュ。高速道路は大渋滞で飛行機や新幹線も大混雑し、交通費は割高でストレスが溜まるだけ。そんな時期に帰省するなんて、バカすぎます。田舎にいる家族が死んじゃいそうなら話はわかりますが、わざわざ年末年始に帰らなくてはいけない用事なんてないでしょう。また、普段は車に乗っていないペーパードライバーも公道を運転するので事故の危険性が増加。うっかりお星様になっちゃった場合、新年からまったく笑えません。
店の正月休み
「働きやすい環境を作る」という風潮から、休む店舗が増加。最近話題になったのは、ラーメンチェーン店「幸楽苑」が、2018年12月31日から2019年1月1日にかけ、初めて年末年始の休業を実施。売上がおよそ2億円も減ることから「2億円事件」と告知し、称賛の声が殺到しました。といっても、休めばライバルと差がつくわけで、称えられても結局、他の企業がほくそ笑むという構図に。みんな休まないほうが無難なのです。
大そうじ
クソ忙しい年末なのに、自宅はもちろん会社でも強制的に大そうじをやらされますが、普段から気付いた時に汚れを落としていれば、大そうじの必要なんてないはず。しかも真冬に窓を全開にして雑巾がけなんて、自ら風邪をひきにいくようなもの。しかも、そうじばかりやってると松居一代みたいなヤバイ人間になりそうだし…。まったくメリットが見当たらない愚行としか言いようがないですよね。
年越しそば
縁起をかついで大みそかにそばを食べる風習。「そばは長く伸びるから健康長寿!」「切って作るから災厄を断ち切る!」「そばは打つものだから相手を討つ!」とか言われてますよね。…そんなもん全部迷信に決まってるだろ! 明確な根拠なんてあるわけがなく、斜陽なそば業界を潤しているだけに過ぎないのです。どうしても有意義な点をあげるとすれば、そばはたいして美味しい食べ物ではないと気付くことくらい。
紅白歌合戦
年末のお祭りという印象とは裏腹に毎年毎年、聞き飽きた曲しか歌わない紅白歌合戦。大物の初出場や復活とかで話題になるものの、今さら感がハンパないですよね。男女を白組と紅組に分けて戦わせること自体も前近代的。それどころか、男女混合のグループや分類できない人も白組紅組のどちらかに分かれるって…。あと、無名の演歌歌手が出ていたりと、きな臭い人選も気持ち悪いぞ!
年末ジャンボ宝くじ
ようはギャンブル。1等が7億円、前後賞が各1億5000万円で、計10億円という高額賞金です。が、賭けた金額のうち手元に帰ってくる割合を表す「還元率」は競馬や競輪が70%台なのに、宝くじは50%未満。かなり効率が悪く、高額賞金が当たるどころか回収すらままなりません。一攫千金を夢見るろくでもない人間を量産しないためにも今年から宝くじ発禁にしろ!
カウントダウン
年越しの時間帯に有名スポットで行われるカウントダウン。雄叫びをあげながらのバカ騒ぎで、「カウントダウンやってるやつらは全員DQN!?」と錯覚してしまうほど。しかも、カウントダウンが終わると、余韻に浸ることもなく一斉に帰宅します。冷静に見れば、新年を迎えるというよりは秒読みが好きな気触れ人としか思えません。そんなにカウントダウンが好きなら毎晩やったら? 0時前に。