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男女差は総て教育や社会構造によるものか:米山隆一連載4

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内閣改造において岸田総理が、女性閣僚を過去最多となる5人起用した理由として「女性ならではの感性や共感力」に期待する旨を述べて批判を浴びました。このショボ過ぎる起用理由から巻き起こった男女差に関する議論について、米山隆一衆議院議員が思っていることとは。

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第4回:男女差は総て教育や社会構造によるものか

「女性としての、女性ならではの感性や共感力を十分発揮していただきながら仕事をしていただくことを期待したい」――9月13日、組閣後の記者会見における岸田総理の言葉が論議を呼んでいます。

私も、総理大臣が、自ら大臣に選んだ人に期待するのが「感性」や「共感力」であるというのは流石にショボ過ぎというか、言われた側もそれ以外に自分に期待することはないのかと、がっかりするセリフだろうと思います。

一方で、議論の中で結構な割合の人がしている「もともと男女に感性・共感力の差などはない!」という主張や、「男女には生来的な差はなく、総て教育や社会構造によるものだ!」という主張は、科学的ではないと思います。

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いうまでもなく皆さんご存知の所ですが、子供のころは男女の体格にも行動にも大きな差は有りません。ところが、思春期を迎え男性ホルモン(テストステロン)、女性ホルモン(エストロゲン)が出るとそれぞれの体格・行動は(勿論手は二本、足も二本、言葉を話し人としてふるまう等の基本的構造は共通で)大きく異なっていきます。そしてえてして男の子の中に「悪く(やんちゃに)」なる子が出てきます。このテストステロンと男性の攻撃性の関係は肯定する研究・説が一般的で(但し否定する研究もあります)、基本的には男性の行動パターンはテストステロンの影響を結構強く受けていると思われます。

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