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婚活成功させたい独身中年男が絶対やってはいけないこと

社会
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いつか結婚を…と望み薄な希望を抱く中年男性が、絶対にやってはいけないことがある。50歳にして再婚に成功したノンフィクションライターの中村淳彦氏が解説する。
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未婚おじさんの寿命は67歳

50代男性の初婚者は4000人程度、再婚者は2万人程度と、アラフィフ男性の結婚は一握りの者だけが実現できる超贅沢品。そんな厳しい状況が続いている。

いい年齢をしたおじさんが結婚するためには、「子どもを諦める」、「若い女子を狙わない」、「キモくない」、「子ども部屋おじさんではない」――と、様々な条件をクリアする必要がある。もう一つ、それらの重要事項に匹敵する条件が「親の介護を放棄する!」ということだ。

アラフィフのおじさんになって、それでも結婚をしたいなら、親孝行や親の介護をしている場合ではない。みなさんの中にも、すでに親の介護をしている人、これからの親の介護が不安な人はたくさんいるだろう。

しかし、生涯未婚率に該当する「50歳時点での未婚者」の寿命の中央値は、なんと67.2歳と言われている(参考:荒川和久『いのち短し、恋せぬおとこ』未婚男性の死亡年齢中央値だけが異常に低い件)。親の介護をしている間にみなさんは死んでしまうのだ。さらに、命が尽きる寿命の前に健康寿命の終わりがある。一般的に、「寿命-健康寿命」はおおよそ9年間。健康寿命が過ぎた親の介護期間が同じだとすると、みなさんは9年間も親の介護をすることになる。

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最終的に介護から解放されるのは60代半ばとして、寿命の中央値がデータ通りに67歳とすると、みなさんはすでに健康寿命が果てて自分が要介護者となっているか、また親の葬儀が終わって2~3年で亡くなるか、なかには親よりも早く死んでしまう人もいるかもしれない。

寿命が極端に短い生涯未婚男性は、結婚や出産を経験しないだけでなく、年金ももらえぬまま死ぬ。アラフィフ世代は中年童貞も非常に多いので、彼女いない歴が年齢のまま寿命を迎える、という残念な未来も現実となる。そんな悲しい未来を回避するには、結婚がベスト。そのために親の介護を放棄しなければならないのだ。

女性は誰も義父義母の介護をしたくない

親の介護を放棄する理由は、死なないためでなく、他にもいくつかある。

まず一つは、将来みなさんと結婚する女性たちは義父義母の介護は絶対にしたくないことが挙げられる。義父義母の介護を積極的にしたい、献身的に貢献したい女性はおそらく日本中にどこにもいないだろう。日本は貧しくなって高齢者の介護なんてしても、なんのメリットもないので世界中探してもいない可能性が高い。

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