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元気になるのは、おち●ちんばかり:メンズエステ開業日記8

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もう人生に上がり目が残されてない48歳独身弱者男性(キモくて金のないオッサン)が、副業で一発逆転を目指して、メンズエステ開業に挑む日々を綴った日記です! 負け組が金持ちになるためには、胡散臭いビジネスしか勝たんのですよ。
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第8回 元気になるのは、おち●ちんばかり

実は2021年9月末の時点で、メンエス開業にまつわる赤字は累計で218万8000円となりました。

コロナ禍で個人事業主としてもらった持続化給付金100万円は、はなからドブに捨てたものとして計算しても、マイナスは118万8000円。中古車くらい買えそうな額です。しかしもう後がない独身48歳、この程度で諦めるわけにはいかんのですよ!

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そんなことを自分に言い聞かせてはいますが、そこは48歳、なかなか身体と精神的な活力がままならないのも事実。なんとかならないかと思っていたところ、知り合いのライターが興味深い話を聞かせてくれたのです。

彼女は『週刊SPA!』で、男性の勃起力改善の記事を作っていて、(女性ライターに勃起の取材をさせるSPA!もどうかと思いますが…)そこで取材に行った銀座のクリニックで、乳歯歯髄幹細胞なるものを培養した溶液的なものをペニスの根元に打てば、老化した海綿体が再生して根本からEDが治るそうなのです。

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しかもEDどころではなく、この乳歯歯髄幹細胞の培養液を点滴で体に入れれば、体中に浸透して、若返ることが可能だというのです。もう居ても立っても居られません! 後がない48歳、とにかく若返って、活力を取り戻し、もっと働くしかないではありませんか! 滋養強壮の栄養補給にキューピーコーワゴールド飲んでる場合じゃないんですよ。

そんなわけで、さっそく美容整形外科に電話で予約を入れ、勇んで出かけていったのです。診察室で鼻息荒く「点滴を! 点滴を! 今すぐ若返りの点滴を!」と懇願する自分をなだめるように医者は言い放ちました。

「乳歯歯髄幹細胞の培養液は1ccで1万円です。身体全体に浸透させるなら、1年かけて1リットルくらい入れる必要があるんです。2年で2リットルくらい打てば、7歳くらいは若返りますよ。1リットルだと1000万円、2リットルだと2000万円ですが、どうします?」

いやいやいや、どうします? って、どうもしませんよ。どうもしようがないですよね。

「なるほど。正直、点滴するのが一番効くのは確かなんですが、やっぱり高額なので、富裕層にしかオススメしていません。コスパが圧倒的に高くて、確実に効果がすぐに実感できるのは、男性器に打つことです。あなたくらい若ければ、3回か4回打てば復活間違いなしですよ。これなら5cc注入するだけなので、1回5万円ですみますし」

貧乏人は大人しくおち●ちんに打っておけというご忠告のようです。別に彼女もいないので、定期的にセックスしているわけでもありませんが、ここ数年、性欲が減退して情けなく思っていたのも確か。体全部を若返らせるのは諦めて、せめて末端だけでも復活させて、男性としての矜持を取り戻そうではありませんか。それにリビドーが増せば、メンエスに来るエロいおっさんの気持ちに寄り添えるようになること間違いありません。客の気持ちを知る! もはやこれはメンエス経営に必要な経費と言っても過言ではありませんね!

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そんなわけで、ふにゃふにゃのおち●ちんを取り出して、根元の左右に乳歯歯髄幹細胞の培養液を注入してもらいました。初診料3000円と5万円(+税)、合わせて5万8000円です。僕はいったい何をやってるんでしょうか…。

それはともかく話を戻します。メンズエステという業態は、とにかくリピータービジネスのはず、まず継続して営業し続けることで、顧客数のベースがアップし、安定した売上につながるという寸法に違いありません。まだまだ赤字ですが、今現在、開店から4カ月目の2021年10月と考えれば、売上が足りないのも致し方ないところなのです。

前回も書きましたが、それでも売上は右肩上がりで推移しています。2021年11月までを改めて整理しましょう。

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