「自分の店も最初の半年は上手くいかなかったんですよ。赤字はなかったんですが、ずっとトントンで人件費も出ないみたいな感じで。それである日思い切って店名を変えて、基本料金90分1万9000円だったのを1万6000円に下げたんです。とにかく入り口を入りやすくしようと考えて。そこからはトントン拍子に上手くいって、最初は三軒茶屋だけだった店舗が、渋谷、中目黒、恵比寿、銀座と増やせて今に至るという。ただ店長は4月末で辞めて、5月からはメンエス関係のアドバイザーを専業にしようと思ってたんです」(元メンエスてんちょーさん、以下同)
なるほど! 参考になります。ただウチは板橋区赤塚の郊外店で基本料金がそもそも90分1万5000円と安いので、もう下げられないんですよ。もはや店名を変えるしかないのか…。プーチンのおかげでロシアの印象も最悪だし、「カラマーゾフ」なんていうロシア文学からとった店名が良くない可能性も。
「お客さんはそんなこと気にしてないと思いますよ(笑)。それに料金体系を変えないなら店名を変えてもあまり意味ないですし、それって結局同じ店ですよね。ちなみに今現状でいうと一番困ってるのはどんなことですか?」
ささやかな売上が保証で消えていくことですかね。保証のシステム自体も見直す必要があるとは思うんですが、やっぱりお客さんの電話が鳴らないのが根本的な原因だとは思います。
「今、だいたい1日の電話は何本くらいですか?」
よくて3~4本です。女の子が未出勤で入れられないこともあるので、ならすと拾えているのは半分の1~2本くらいだと思います。大体が90分コースでセラピストのバック6割なので、店落ちは1日6000円とか1万2000円とかですね。それで保証でお金が出ていくと目も当てられないという…。