現場復帰に向けた地ならしとして吉本興業の幹部がテレビ各局への謝罪行脚を行っており、現場レベルでは復帰を待つ声も聞こえてくる。「松本人志復活！ですなぁ。いいねー！」と能天気な投稿をしたさまぁ～ずの三村マサカズをはじめ、くまだまさし、オズワルド・伊藤俊介、たむらけんじといった面々が復帰を歓迎。
また、松本が出演していた番組は松本復帰を匂わせており、『クレイジージャーニー』が松本の過去映像を唐突に流し、『ガキの使いやあらへんで！』は、「現在空前のまっちゃん不足に陥っているガキ使。『まっちゃん』と名の付く店を巡ってまっちゃんを補給」なる露骨な企画を放送して復帰へのアドバルーンを上げている。
もっとも復帰を歓迎しているのは芸能村の身内だけで、ネット上では松本復帰に反対する声で溢れている。
「性加害は重い人権侵害」「謝罪文と言えるレベルではなくあまりに不誠実」「何ら説明責任を果たしていない」と圧倒的に復帰に反対する声が強い。中でも疑惑が発覚した当初から松本を批判してきたフェミ勢は猛反発しており、Ｘでは「＃松本人志をテレビに出すな」がトレンド入りし、有名なオンライン署名サイトでは、復帰反対派の署名が賛成派の20倍以上も集まるという結果も出ている。
「この反応は当然で、裁判が終わったからと言って性加害疑惑が解決したわけではなく、単に最初の段階に戻ったにすぎません。性交渉はあったのか、同意はあったのかなかったのか。さらに言えば文春は他にも性上納パーティ疑惑を報じていますし、アイドリング!!!の元メンバーが暴露していたように下手をすれば新たな告発が出る危険性もあるわけです。いかに松本とはいえ、テレビ局もレイプ疑惑のあるタレントを起用するわけにはいきませんよ」（前出・スポーツ紙芸能デスク）
