大崎が吉本を辞めた背景には現社長の岡本との確執があったとも言われており、つまり岡本社長にとって、大崎の影響力の源である松本は、これ以上なく煙たい存在になっているんです」（前出・吉本興業関係者）
どうやら今の吉本経営陣にとって暴走する松本はお荷物でしかなく、それどころか吉本側は松本の復帰を望んでいないという声すら聞こえてくるほどなのだ。
税金を食い物にする吉本の暗部
今回のスキャンダルで松本のタレント価値は地に落ちており、たとえテレビに復帰できたとしても以前のような旨味は望むべくもない。フライデーの記事によれば松本のギャラは激減しており、ゴールデン・プライム帯の１時間番組でＭＣを務めれば最低３００万円だったものが、仮に今、復帰できても70万円程度でしかないという。さらに言えばポスト松本、ポストダウンタウンとして千鳥の大悟や、麒麟の川島明、かまいたちや霜降り明星など穴を埋める後輩芸人はいくらでもいる。
「過去にも横山やすしや島田紳助など大功労者を引退させているように吉本はシタタカですからね。６０００人といわれる所属芸人を守るため、いざとなればどれだけ売れっ子でもシビアに切り捨てることができる体質なんです」（前出・スポーツ紙芸能デスク）
とはいえ逮捕されたわけではないため芸能活動を再開することは可能だ。劇場やアマゾンなどの配信に加え、ＹｏｕＴｕｂｅなどでの活動が予想されているが、性加害疑惑をウヤムヤにしたままである以上、表舞台に復帰すること自体に批判が集まるのは避けられない。
こうした状況の中、吉本が最も懸念しているのが大阪・関西万博アンバサダーの仕事だ。疑惑が発覚して以降はアンバサダーの活動も休止となっているが、万博のホームページには依然としてダウンタウンの名前が残っており、万博推進の中心人物である大阪府知事・吉村洋文も松本をアンバサダーから降ろすことには言及を避けている。
