「新生民権党」代表の塚口洋佑氏は元「国民主権党」である（国民主権党は、「NHKから国民を守る党」から分派した平塚正幸氏を党首とし、コロナ騒動は政府による捏造と主張し、クラスターフェスと称してJR渋谷駅前でノーマスク、ソーシャルディスタンス無しの音楽フェスを開催していた政治団体である。また、平塚氏はその他にも独特な陰謀論に傾倒していた）。ディープステート陰謀論の背景にロシアの情報工作があり、れいわ支持の護憲左翼層とそのディープステート陰謀論右翼が合体すれば「財務省解体デモ」は北朝鮮ロシア中国の勢力に乗っ取られる事になるという、陰謀論を批判するようでいて別の陰謀論に誘導するようなややこしい言説を発している。
「100万人プロジェクト」の主催者は事象・ヴィーガン政治団体、実質はオカルト好きな反ワクチン・その他陰謀論政治団体といえる「天命党」に関り、反ワクチン団体・「神真都Q」のデモにも参加し、熊本県知事選挙に立候補した毛利秀徳氏である。陰謀論の宝庫のような人物だ。
博多デモの主催に協力した男性はディープステートに言及することが多い。
「WHOから命をまもる国民運動」の共同代表をつとめ、陰謀論的な著作を多く書いてきた林千勝氏のような人まで参加を表明している。タイマン最強の伝説を持ち、幸福の科学の信者で陰謀論的右翼として知られる与国秀行氏も肯定的に言及を始めた。
本人自体はX上で陰謀論めいた発言をしていなくても、陰謀論めいた発言の多い人物をRPしている人物も多い。その発言自体は自分にとって都合が良く見えたとしても、たとえば立憲民主党の原口一博氏や暇空茜氏を今RPするというのは、普通はなかなか勇気がいることと思うのだが、それができるのはそういった人物の通常疑問視される発言を内心で支持しているのかもしれないという疑惑もうまれるし、そうでないなら考えがなさすぎで活動を共にするには不安な人物だと言わざるを得ない。思想に関わらず運動を広めたいといっても、井川意高氏が「財務省解体デモ」支持発言をしたからといってそれをRPしていたら、左派・リベラル的な人はよってこないだろうし。
また、それ自体は陰謀論と言えるわけではないが、れいわは左ではない、外資に色々売り飛ばしている自民党の方が左だ、というような内容のデモ主催者による発言を見ると、左という概念の理解があまりに解像度が低すぎて驚いてしまう。
「工作員」発言の数々
全般的に「工作員」「工作」についての発言が見られる。
癖のつよい「右派」というより右派の陰謀論者にそういった発言が基本的に多いのはおわかりだと思う。
