コンプライアンスは、まるで法律における憲法のように、他のすべてを凌駕する不文律として令和社会を牛耳っています。もはや芸能界という小さな村社会の掟など、コンプライアンスの前ではです。
かくして元ジャニのやらかしおぢたちは、社会的に抹殺されたわけです。ここまでは普通の分析になりますが、もっと情緒的、かつシンプルに考えるなら、未成熟で繊細なガラスの少年時代に気持ちの悪いジジイに身体を自由に弄ばれたことが、彼らにとってそうとうなトラウマとなり、心が壊れてしまい、結果として他者に対しても性加害やパワハラ的な行動を繰り返すようになってしまったに違いありません。
親による子の虐待が連鎖するように、まさにこれもジャニーズの生んだ負の連鎖です。その連鎖はコンプライアンスという外圧によって、表面上は止まったかのように見えますが、それによって行き場のなくなった負のエネルギーがなんらかのかたちで吹き出すのではないかと心配は尽きません。
本誌は予言します。近い将来、元ジャニによって重大な事件が引き起こされるに違いありません。それは犯罪史に残るとんでもないものになることでしょう。
文/編集部
初出/実話BUNKAタブー8月号
