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米山隆一が何でも「リベラルのせい」と言う人々に思うこと

社会
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「多様性を主張する割に、自分たちと違う意見に対しては議論を拒否して排除する」というリベラル批判を目にすることが多い昨今。社会問題をすべてリベラルのせいにする識者もいて、さすがに何でもかんでもリベラルのせいにしすぎでは……。そういった風潮に米山隆一衆議院議員が反論しました。

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社会の分断はリベラルのせいか

トランプ氏が二度目の大統領選挙に当選して以来、世界中で左右の分断が顕著になっています。

元より、“I think the good parts are the Trump economy and the bad parts are the Biden economy,”(良い部分はトランプ経済、悪い部分はバイデン経済だ!)と公言していたトランプ氏は、活動家の、チャーリー・カーク氏が暗殺されると、 “We have to beat the hell out of radical left lunatics.”(我々は過激な左派の狂人を徹底的に叩かなければならない)と左派を糾弾し、“The radicals on the right are radical because they don’t want to see crime … The radicals on the left are the problem – and they are vicious and horrible and politically savvy. They want men in women’s sports, they want transgender for everyone, they want open borders. The worst thing that happened to this country.” (右派の過激派が過激なのは犯罪を見たくないからだ…左派の過激派こそが問題だ――彼らは凶悪で恐ろしく、政治的に狡猾だ。女子スポーツに男子を参加させ、全員にトランスジェンダーを押し付け、国境開放を望んでいる。この国に起きた最悪の事態だ)と、暗殺と関係あるか? という問題を持ち出して、ありとあらゆる悪は左派が原因だとばかりに罵倒しまくりました。

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これを受けてアメリカでは、チャーリー・カーク氏の暗殺に少しでも否定的見解を示した人物を解雇する動きが広がり、メジャーネットワークの人気の深夜トーク番組『ジミー・キメル・ライブ!』が中止される事態に至っています(この番組は1週間後に再開されましたが、トランプ氏はテレビ局のこの決定も罵倒しています)。

ここまでいくと、「根がリベラル」を自認する私なんぞは、「流石にもうトランプ氏のほうがlunatic(おかしいん)じゃない?」と思うのですが、なんと事ここに至っても、中道保守? 的なスタンスを標榜している識者の方々は、「チャーリー・カーク暗殺事件の犯人はトランプが言うような怪物ではなかった、冷静になるべきだという論評を読んだが、怪物でない市民を怪物にしてしまうのが現在のSNS環境であり、左派の言説なのではないか」(東浩紀氏 現在は削除)、「『(チャーリー・カーク氏の)暗殺を嘲笑したら解雇』が無茶なキャンセルカルチャーなのは明らかだけど、この無茶を無茶と言いにくい雰囲気は、直前まではその反対方向のキャンセルカルチャーを『でもやむを得ないよね、あんな酷い発言したら解雇されても……』と容認していた沢山の人たちが作り上げましたね。」(河野有理法政大学教授)というように、トランプ政権の非をやんわり認めつつ、現在の分断の原因がリベラルにあるかのように論ずる言説を展開しています。

それ自体が昨今顕著になった分断そのものだと言えばそれまでなのですが、私はこの「何でもリベラルのせい」は非常に根が深いものだと思います。

「性」に対するリベラルの極論

思えば2009年の民主党政権が誕生して以来、ありとあらゆることは「悪夢の民主党政権のせい」とされてきました(もちろん色々失敗もありましたが、今の自民党政権を見ても分かるとおり、すべての政策で成功する政権はありませんし、言うまでもなく、リーマンショック、東日本大震災、福島原発事故は、対処の巧拙はあるにせよ、それ自体は民主党政権のせいではありません)。その後長く続いた安倍政権―菅政権においても、兎も角も悪いのはリベラルで、結構インテリなはずの識者が『リベラルという病』(山口真由著/新潮新書)という本を出版するなど、「これでもか」というほどリベラルは批判されてきました。

もちろんリベラル側にも、「根がリベラル」を自認する私から見ても、「どうなのか」と思われる点は率直に言ってありました。中でも、冒頭で紹介したトランプ氏の発言にある通り、「性」に関わる昨今のリベラルの在り様は、理屈は兎も角として多くの人に受け入れづらいものであったことは否めないと思います。

他ならぬ私自身、本来仲間であるリベラルな方々から、「室井さんのことを『奥様』と言うのは男女差別だ! パートナーと呼べ!」から始まって、「室井さんの『好きなところ』を聞かれて『美人でスタイルが良い』と答えたのはルッキズムでけしからん!」「いつも室井さんが作った豪華な料理を食べているのは役割分担論だ! 2回に1回はお前が作れ!」などと言われてきました。

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