でも、この映画はこわいです。
最初、主人公だと思ってた女性が途中で出なくなります。殺されてしまうから。すごくかわいらしい人なので残念です!
途中からは殺人鬼とその殺人鬼を追いつめようとする民間人が出てきますが結局この映画には主人公というものがいない。視点はあくまで客観的。それでありつつ襲われるときだけ被害者の主観。この客観と主観のシステムが救いようのない恐怖を見る者(J)に与えるのです。
ちなみに殺人鬼はふだんおだやかそうなイケメンです。みなさん、気をつけましょう。
(この項、終わり)
『サイコ』(1960年/パラマウント映画)
出演/ジャネット・リー、アンソニー・パーキンス、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、マーティン・バルサム
原作/ロバート・ブロック
脚本/ジョセフ・ステファノ
撮影/ジョン・L・ラッセル
音楽/バーナード・ハーマン
製作・監督/アルフレッド・ヒッチコック
原作/ロバート・ブロック
脚本/ジョセフ・ステファノ
撮影/ジョン・L・ラッセル
音楽/バーナード・ハーマン
製作・監督/アルフレッド・ヒッチコック
※杉作さんの新刊『あーしはDJ』(イーストプレス)が発売中!
<隔週金曜日掲載>
画像/『裏窓』のポスター
PROFILE:
杉作J太郎(すぎさく・じぇいたろう)
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める(男の墓場改め)狼の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。
twitter:@OOKAMINOHAKABA



