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【東出昌大の再婚】【斎藤幸平の炎上】【フワちゃん騒動】:箕輪厚介「今月これに感謝」 連載6

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第6回 【東出昌大の再婚】【斎藤幸平の炎上】【フワちゃん騒動】

8月27日に俳優の東出昌大さんが自分のYouTubeチャンネルで、一緒に山暮らしをしている3人の女性、通称・東出ガールズのうちの1人である元女優とのデキ婚を発表した。

僕は東出さんのことがものすごく好きで、このYouTubeチャンネルもしょっちゅう見ている。このチャンネルでは、山での料理動画がメイン。東出さんは非常に手先が器用で、あの山暮らしを見ていると、自分も狩猟の免許をとってみたいと思うよ。あの生活も「マジでいいよな〜」と惚れ惚れする。

ただちょっと心配しているのが、リベラルの反権力的な人たちから、アンチ資本主義のアイコンのように消費されたり、利用されたりしないかという点だ。実際に東出さんの元をいろんな人が訪れてるらしく、なかには誰もが知る女性ジャーナリストもよく足を運んでるとも聞いている。

東出さん自身にも「左寄りの考えの持ち主かな」と思うところはいくつもある。

でも彼は別に資本主義を全否定してるわけじゃないし、フツーに働くことと、山での暮らしを半分半分くらいのバランスでやらないと無理だし成り立たないよねっていうスタンス。しかも、実現不可能そうな理想とかも一切語らないし、「人間って基本ダメだよね」っていう立場なんだ。

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僕も実は、秩父の山奥に別荘があって、囲炉裏とか作って割と本格的にやっている。じゃあ半分自給自足でやれるかといったら、そこまでのことはできないし、まだまだ都会での生活を中心にせざるを得ない。東出さんのようにボロボロのプリウスじゃなくて、アルファードを足に使っている時点で、覚悟も足りないかもしれない(笑)。

東出さんだけじゃなく、世間がこういったスローライフを本格的に求めつつあるのを感じている。AIが今以上に発達していけば、その技術革新によって、人間の中途半端な時間効率化はほぼ無力になる時代がくる。そうなった時、いくら生産性を上げようと頑張っても意味がない。

むしろ、自分の手触り感ある生活を確かめるように生きていくことが間違いなく求められる気がするんだよね。AIの発達によって、逆説的に人間らしい生活に回帰する可能性があるということだ。まわりまわって原始的な生活が一番って、なってるんじゃないかな。

斎藤幸平の炎上

著書『人新世の「資本論」』がベストセラーになった社会思想家の斎藤幸平さんがハイブランドのメゾンマルジェラを身にまとっていたことをアーティストの村上隆さんに指摘されて話題。斎藤さんが村上さんに「資本主義を批判するのにマルジェラ着るのはどうなの?」と聞かれたという動画の1シーンだ。いろいろ大変だなあと同情してしまう。実は斎藤さんは僕の芝中・高の後輩で昔からの知り合い。彼が資本主義を批判したり、脱成長を訴えていたから、そういう批判をされたんだろうけど、それを言い出したら、「半袖短パンの貧乏くさい姿じゃないと資本主義を批判できないの?」ということになるわけで、批判してる側は「すごく視野が狭いなあ」と思ったね。

僕はよく「自己責任論者」とか「弱肉強食のネオリベ」と批判されるけれど、基本的には「自分で頑張って自分の人生を良くしていけばいいじゃん」という考えなだけ。

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