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KYON2の武道館コンサート炎上のバカバカしさ:ロマン優光連載391

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391回 KYON2の武道館コンサート炎上のバカバカしさ

小泉今日子の武道館コンサートでの演出が話題になっている。

現在行われている小泉の還暦記念ツアー「KK60~コイズミ記念館~KYOKO KOIZUMI TOUR 2026」。52日、3日の日本武道館公演では開演前DJを務めた高木完によって俳優・佐藤慶が憲法第9条の朗読する音源(2006年に発売された佐藤が日本国憲法全文を朗読する『日本国憲法』より)とブレイクビーツをミックスして流したり、「戦争反対!! 平和な世界希望!! Don’t Stop Music!! Stop All Wars!!」と書かれた銀テープがまかれた。

また、反戦メッセージがこめられた曲、「東の島にブタがいたVol3」も披露され、ⅯⅭでも平和について言及したという

これについて、「芸能人がコンサートで政治的な発言をするのは、客を不快にさせる行為」であるというタイプの批判が出ているのだが、本当にバカバカしいと思う。

芸能人やミュージシャン、クリエイターが何を表現しようと、何を言おうと本人の自由であり、内容を批判されることはあっても、表現すること、発言すること自体に文句を言うのがだいたいおかしい。

小泉今日子が反戦と言うのも自由である。同時にサカナクションの山口一郎が反戦・政治を歌わないのも自由だし、その理由を語るのも自由だ。他人が表現する・しない、語る・語らない事態についてとやかく言うことではない。

アーティストは一人の人間であり、人間である以上自分の思うところを表現する権利も自由もある。

この件に対する批判の大半がいやらしいと思うのは、実際は自分が気に食わない考えを表明したから不快に思っているだけなのに、表現したことがアーティストとして許されないことであるというルールや道義を無視したから許されないという形をとっているからである。

そういうモラルやルールの側に立って発言しているかのような振る舞いは本当にいやらしいと思う。

あらゆる表現や発言に対して批判する自由も権利も人は持っているが、内容を批判するのではなく、大きなものの代弁者のように振舞って、相手を否定していくやりかたはどうかと思う。

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