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「この漫画主人公の鬼畜さがとんでもない」ロマン優光のTOP3

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漫画好きの識者の方々に、思い入れのある鬼畜で外道な主人公を挙げてもらった!

PROFILE:
ロマン優光(ろまん・ゆうこう)
1972年生まれ。高知県出身。「ロマンポルシェ。」のディレイ担当。ソロのパンク・ロック・ユニット「プンクボイ」としても活動している。近著に『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』など。
X:@punkuboizz

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時代の変化とともに『キャプテン』丸井の許されない度がアップ

主人公の鬼畜・外道さがとんでもない漫画というテーマに挑むにあたって自分が考えた基準は主人公の言動が世間的モラルを逸脱しつつ単に不快であること。
破天荒な主人公がいくらやらかしても、ダークヒーローもの、ピカレスクロマンものの主人公にしても、読者的には爽快感を感じたり、痛快だったりするので、本当の意味での鬼畜・外道感は出てこないものである。
読者がネタとしてではなく「こいつ最低だな」と心から嫌悪感をもって言えるような主人公こそが鬼畜・外道と呼ぶのに相応しいと思うのだ。
そういう基準で言えば、アプリ「peep Comics」発でLINE漫画、ピッコマなどでも配信されている漫画『ぬらりひょんの棲む家』(原作:大城密 作画:羅風龍)の主人公・小山田和宏はただただ不快な男である。
大学生の和宏が帰省すると実家は謎の夫婦に乗っ取られ家族は奴隷にされていたが、実は実家乗っ取りは妹大好きマン(独占欲と性的な意味で)のこいつが妹を独占するための陰謀(よくわからないと思うが読んでもよくわからない)であり、家族も謎夫婦も妹に近づく人間も和宏の正体に気付いた人間もみんな罠にかけられ非業の死をとげる。
これがずっと続くだけの作品である。
主人公は不快でショッキングな事件を成立させるための、舞台のセットの書割と同じ役割しか果たしていない存在で、内面の感じられない表層的な描写の空虚さが鬼畜感を高めている。
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