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『テコンダー朴』原作者・白正男による正しい歴史認識と人権思想講座 第4回:良心的人権派団体Colaboの素晴らしい活動

連載
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人権派格闘技漫画の最高峰『テコンダー朴』を世に送り出した義士・白正男先生が、日本人に正しい歴史認識と人権思想を啓蒙すべく、筆を執っている本連載。仁藤夢乃氏が代表を務める若年女性支援団体Colaboを巡る騒動が、いまだに決着を見せる気配がない。この問題に関し、人権派義士白先生が持論を展開する。
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活動に難癖をつけて叩く連中に猛省を促したい

昨年から炎上が続いている一般社団法人Colabo(以下、コラボ)を巡る一連の騒動。東京都に提出した書類に不備が見つかったことで公金不正利用の疑惑も浮上し、現在も騒動は鎮火していない。コラボ代表の仁藤夢乃は韓国の日本大使館前で開催された水曜デモ(慰安婦デモ)に参加しており、コラボは良心的人権派団体として韓国でも高く評価されている。抗日活動に日々邁進する自分としては、抗日の同志であるコラボの擁護に回らざるを得ない。

そもそも公金不正利用については疑惑でしかなく、事実か否かは明らかになっていない。コラボ代表の仁藤夢乃の高潔な人間性を考えれば、公金不正利用なんてするわけがないから、疑惑は事実ではないと自分は信じている。

百歩譲って仮に事実であったとしても、赤軍派のM作戦と比べれば問題ないのではないだろうか。70年代に共産主義者同盟赤軍派が実施したM作戦とは、銀行強盗によって活動資金を調達する作戦。資本主義システムの根幹を担う銀行を襲撃することは革命的には是認されるが、そうは言っても強盗は凶悪犯罪である。強盗と比べれば公金不正利用は大したことではないとも言えるかもしれない。東京都(=日帝)から公金を取得するコラボの手法は、活動資金を調達すると同時に、アジア再侵略を企む日帝の兵站に打撃を与える一石二鳥の作戦であり、M作戦を凌駕する神の一手と言うほかないのだ。

コラボには「保護した女性を沖縄の反基地活動に参加させた」という疑惑もあるらしく、「公金を使って保護した女性を政治運動にオルグしている」などと一部の人間から中傷されているようだ。コラボは「女性たち自身が自らの意思で参加することを決めた」と反論している。コラボは共産党と繋がりがあるとも言われているらしい。共産党のオルグと言えば民青が大学でコソコソやっているイメージしかなかったから、こういうルートもあるのかと自分は目から鱗が落ちた思いだった。

高齢化が止まらない日本社会と同様に左翼界隈でも革命戦士の高齢化が進んでいる。若い人材の獲得が喫緊の課題となっているが、今時の小賢しい大学生をオルグするのはなかなか難しい。だがコラボが保護対象としているのは夜の繁華街を彷徨う若い女性たちであり、その多くはおそらく教育水準が高くない。一般論として小賢しい大学生よりも、ピュアな若い女性の方が正しい思想を素直に受け入れる可能性が高いと思われる。コラボに保護された女性はコンドームを無料で貰えるだけでなく、正しい思想も無料で学べるのだ。こんな素晴らしい活動に難癖をつけて叩いている連中には猛省を促したい。

沖縄は現在も日帝の植民地支配を受けており、沖縄人民は塗炭の苦しみに喘いでいる。沖縄人民解放のための反基地活動に連帯するコラボが大正義なのは確定的に明らか。そもそも沖縄は古来から朝鮮固有の領土だから、日帝植民地から解放された後は朝鮮民主主義人民共和国に返還されるべきだろう。朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法には、公民の民主主義的権利と自由を国家が保障すると明記されている。琉球王国の封建体制と日帝の植民地支配しか経験していない沖縄人民は、朝鮮公民となることで歴史上初めて自由を手に入れることができるのだ。おそらくコラボも沖縄の朝鮮化に同意してくれると思う。良心的人権派団体コラボの活躍を、今後も遠くから見守っていきたい。

 

文/白正男
写真/仁藤夢乃『難民高校生 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル』(英治出版)
初出/実話BUNKAタブー2023年5月号

PROFILE:
白正男(はく・まさお)
職業:義士、漫画原作者。出身成分:核心階層(抗日戦士)。正しい歴史認識と人権思想を啓蒙するため、本誌連載作品『テコンダー朴』の原作を担当。

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