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鳥羽周作:サムソン高橋「ハッテン場から愛をこめて」連載2

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今回の報が駆け巡ったとき、ノンケ世界では「なんであんなのが広末と」「デブ」「熊五郎」「不細工」「淫乱テディベア」と散々な評価だった。が、それらはゲイの世界ではわりと褒め言葉なのである。やはりノンケとゲイの世界では受けるルックスの方向性がだいぶ違う。例えば、木村拓哉や福山雅治が昔から全くゲイに人気がないのは有名な話だ。キムタクと比べたら、杉作J太郎のほうがセクシーアイドルとしては価値がある。広末が出ていた往年のドラマ『ビーチボーイズ』では、竹野内豊には多くのゲイが夢中になったが、反町隆史はからっきしだった。ここらへん心とち●ぽの琴線の話になるので説明は難しいが、長髪・綺麗すぎる顔・細身はゲイの世界ではいまいち人気がないことをノンケの方々にも無駄に覚えていてもらいたい。

ただ、鳥羽周作≒ゲイ界の橋本環奈説が駆け巡ったとき、多くのゲイが反発したことは記しておきたい。例えば浜辺美波が「お願いですからセッ●スしてください」と土下座してきたら、幼女や老婆好きやドブス専のマニア1割を除いて9割のノンケがOKを出すだろう。しかし鳥羽周作が土下座してもGOサインを出すゲイは4割に満たないのではないか。これは鳥羽周作だけではなく、五郎丸、竹野内豊、妻夫木聡、赤楚衛二、鈴木亮平、ケンドーコバヤシ、杉作J太郎と、どのモテスジ有名人をもってしてもゲイの世界で半数以上がOKするセクシーアイドルは存在しない。以前ゲイ雑誌は5冊ほど発刊されていたが、美青年、マッチョ、野郎系、ガチムチ、デブ、中高年、と緩やかだがゾーニングされていた。ノンケと違って、ゲイは好みのタイプも多様性に溢れているのだ。

さて。例の文春報道からすっかり時間が経った今。ゲイの世界で鳥羽周作の輝きは「結局つまんないノンケよね」と消え失せ、「『入ってくれてありがとう』って…ち●ぽに対してお礼言ってる女って今まで居た?」と、逆に広末涼子の輝きは増すばかりだ。

 

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PROFILE:
サムソン高橋(さむそん・たかはし)
鳥取県出身。ゲイ雑誌『SAMSON』 編集部で編集者およびライターとして勤務し、同社の『SAMSON ViDEO』も制作。2002年に退社。その後はフリーライターとして活動。能町みね子と同棲生活をしている。主な著書に、『世界一周ホモのたび』(ぶんか社)シリーズ。
twitter:@samsontakahashi

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