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「この漫画のヒロインがとんでもない」サムソン高橋のTOP3

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ヒロインとは、女性の主人公、または作品の中で重要な役割を持つ女性キャラのことを指すようです。今回はヒロインがいろんな意味でとんでもない漫画を取り上げてもらいました。

PROFILE:
サムソン高橋(さむそん・たかはし)
1967年生まれ。鳥取県出身。デブ専フケ専のゲイ雑誌『SAMSON』編集部で編集者およびライターとして勤務していた。2002年に退社後はフリーに。
X:@samsontakahashi

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1作だけを残して、18歳にて他界

少女漫画のヒロインはだいたいがとんでもないものだと思う。作者や読者の欲望や願望を投影しているからだ。それ故そのキャラクターは一般常識からすればトンチキなものになりやすい。

このお題をもらったとき、私の脳裏にまず浮かんだ作品は谷口ひとみ『エリノア』であった。実際に読んだことのある人はおそらくかなり少ない、マイナー作である。私も人様から借りて読んだだけで実際に所持してはいない。

なぜこの作品が入手困難かというと、一度も単行本化されたことがないからだ。それも当然で、作者は投稿作がデビュー作となったこの『エリノア』1作だけを残して、18歳にて他界してしまったのだ。21世紀になり有志により復刻されるまで伝説の作品だった。

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このヒロインことエリノアがどこがとんでもないかというと、ドブスなのである。ヒロインがブスという設定は今ではよくあるが、この作品が発表されたのは1966年。少女漫画は読者の夢を映す鏡だった時代であり、いくら貧乏でも美少女、さえない女の子でも眼鏡をはずしたら美少女、そもそも敵役ですら美少女、が常識だった時代である。それが『エリノア』ではヒロインが史上最高の超弩級のドブス。とんでもない。

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