第12回 中居正広
ここでふと、SMAPはゲイに人気なかったな、ということを改めて思ったりする。曲や存在はわりと好まれていたとは思うが、ここで言及するのは単にゲイの好みかどうかである。
比較的受けが良かったのは香取慎吾と吾郎ちゃんだろうか。それでも三宅健やイノッチのように定番人気というわけではなかった。ゲイの世界ではV6>>>SMAPだったのである。
残る3人。つまりキムタク、中居、草彅の3人は本当に、まーったくゲイには人気がなかった。木村拓哉に至っては「ノンケ女には大人気だけどゲイには全く人気のない芸能人」の定番として常に挙げられる存在だった。長髪、女性的に整ったきれいな顔、そして何より「メジャー過ぎるものには生理的に反感を抱いてしまう」というゲイの3大嫌悪要素にバッチリ引っかかってるのが悪かった。ちなみにゲイが好むのはキャンディーズで言うとミキ、ピンクレディはケイ、ビューティーペアはマキ上田、SPEEDはHITOE、モーニング娘。は保田圭、というと中高年には分かりやすいだろうか。それで言うと草彅は人気が出そうなものだが、色白・細身・爬虫類顔というこれまたゲイの3大苦手要素にハマっていたために人気皆無だった。
話が脱線したが、キムタクがゲイに人気がなかった理由に「どう見てもノンケ」という点もあったと思う。基本的にゲイはノンケが大好きだが、ピシッと断られそうな、とりつく島もない感じだとまた萎えるのである。三宅健や吾郎ちゃんが人気があるのも「たぶんノンケなんだろうけど押せばイケそう」という雰囲気がどことなく漂うからではないだろうか。
中居正広が昔からゲイに人気がないのも、ほぼ木村拓哉と同じ理由と思う。整ってるがゲイ的に響かない顔(爬虫類系と同様に鳥類系の顔は基本ゲイに人気がない)、薄毛を誤魔化したかのような不思議な髪型、そしてやはり漂う問答無用なノンケの雰囲気。