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謎のアンミカ・バッシング:ロマン優光連載270

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しかし一転、アンミカ氏本人が既に否定していたという事実を知り、6日のポストを削除。11日には、

「木製の小舟でどうやって入国審査を受けるのだろうか。入国査証を受けて港に接岸する用途の船ではなく、入国査証庁が我が国に建設されていない浜辺に上陸する用途の船。密入国だと信じるに足りる表現をTBSはされていたと思います。ご本人が否定したとのことで、一度削除はしております。」

と、TBSに責任転嫁するような発言を含むポストを投稿する。アンミカ氏や日清食品に対する謝罪はここでは見られない。このポストにも本当に驚いた。このようにネット上で目立つことが目的になっているようなタイプの議員がはびこる日本の政治の現状。その一例として、新藤議員を考えることもできる。

また、この件が中日新聞で報道されると、若い女性だから叩かれているという擁護がなされた。どう考えても、個人の言動が批判的に報道されただけで属性は関係ない。普段はリベラルやフェミニズムに対して否定的で攻撃している側が、自分たちが批判されると、リベラルやフェミニズム側の論理を雑な感じで利用して正当化をはかる行為がよく見られるが、そういった例の一つとして見ることもできるだろう。

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ネット上のデマを信じる人々

話をアンミカバッシングに戻そう。今回の騒動によって、アンミカ氏や日清食品がどれだけの実害を受けたのか? アンミカ氏に悪印象を持つ人がどれだけ増えたり、どん兵衛の売上がどれだけ減ったのか? それはわからない。

数字的には、たいして影響がないのかもしれない。所詮はX(旧Twitter)の中、その中でも特定のエコーチェンバーの中での出来事に過ぎず、その外で生きている人間のほうが世の中には圧倒的に多いのだから。

だからといって、あんな卑劣なやり方が許されるわけではないし、数字的な実害がそんなになかろうと、やられた方の気持ちはたまったものではない。

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