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『近畿地方のある場所について』などホラー小説6選

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356回 『近畿地方のある場所について』などホラー小説6選

編集氏と次回のコラムテーマについてやりとりしていたところ、「最近ホラー小説に興味あるのだが、『近畿地方のある場所について』のような人気ホラー小説についてはどうだろう」という提案が。なぜ、それを俺に?

編集氏から振られたテーマは基本的に引き受ける方針なので引き受けたわけだが、正直編集氏の期待に応えられるか不安である。それなりにホラー小説は買っているが、最近の人気ホラーを片っぱしから読んでいるわけでもなく、最近人気がある作品でも苦手なものも多い。ノリについていけない部分もある。

自分はクライヴ・バーカーの『血の本』とかソノラマから出てた海外怪奇小説のアンソロジーをリアルタイムで読んでたり、『異形コレクション』シリーズの初刊行をリアルタイムで経験したオールドスクールな人間で、牧野修先生の「グノーシス心中」やリチャード・マシスンの「血の末裔」が一番好きなホラー短編の一つであり、なんだったら岡本綺堂の怪奇小説(『中国怪奇小説集』収録の「凶宅」の現代怪談的な殺伐さは何度読んでも良い)を最近読み返している。ようするに古い人間なので現行作品についていけてないところは確実にあるし、そもそも趣味が偏っている。

実話怪談はまだかなり読んでいるとは思うが、実話怪談とホラー小説は似て非なるものだし。

そういう自分ではあるが、編集氏の期待に応えるため、近年読んだ作品の中から好きなものを中心にがんばって話をしていきたいと思う。

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リクエストにあった背筋氏の『近畿地方のある場所について』についてはカクヨム時代に初めて読んだ。コロナ禍の緊急事態宣言の中、時間だけはあったので、カクヨムのホラー小説をわりと読むようになり、『近畿地方のある場所について』が完結するくらいまではよく見ていた記憶がある。

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