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めいろまルポ クルド人が多数住む埼玉県〝ワラビスタン〟に行ってみた

社会
2023年7月、100人のトルコ国籍クルド人が乱闘を起こした「川口市医療センター」。きっかけは女性を巡るトラブルだったらしい。
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ローマで上から唾を垂らされた

こうした地域は、イタリア、スペイン、イギリス、ドイツ、スイス、アメリカ、ロシア、ギリシャなど、これまで筆者が仕事をしたり、滞在したりした国にも、当然のように存在している。

たとえば、かつて住んでいたローマのテルミニ駅の北側は、アフリカ人の地域なので、外国人は歩くことすらもご法度。しかし、引っ越したばかりでその不文律を知らなかった筆者は、夜にそのエリアを歩いてしまい、建物の上から唾を垂らされた経験がある。そのほか、市の中心から少し離れたローマ地下鉄B線のオスティエンセ駅の周りには、泥酔したロシア人がたむろしているので、暗くなったら近寄ってはならない。

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イギリスにも、移民だけの地域は存在する。そこでは、現地人で白人のイングランド人はまったく歓迎されない。市場では無視され、飲食店に入ってもかなり居心地が悪い。英語が通じない場合も多く、接客態度で「お前は来るな」と意思表示されてしまうのだ。

筆者の夫はイギリス北部出身のイングランド人で白人だが、どの移民地帯でも塩対応される。あまりの険悪さに、身の危険すら感じるらしい。世界にはその国で生まれた主流層が、住んだり立ち入ったりできない地域があるだ。しかし、有色人種の筆者がそうした地域に行くと、大歓迎されてオマケまでもらえて雑談に花が咲く。これもガイドブックには絶対に載らない情報だ。

海外の移民地帯のスタンダード

筆者は、アメリカの大学院の留学経験があり、国連専門機関でも専門職の正規職員として働いていた。そのため先進国のみならず、さまざまな途上国とも付き合いがある。そこで世界各国の移民地帯を見聞きし、実際に歩いたり、住んだりしてきた。したがって、これから綴る筆者が思う移民地帯の基準はすべて海外のものである。

まず、移民は金がないため、貧民地域に住む。とくに先進国の移民地帯は0.1秒ぐらいでわかる。道路やその辺にゴミが散乱していて、ゴミ袋の中に注射器やネズミの死体が紛れているのは当たり前。地元の住民は交通ルールを全く守らないので、車やバイク、電動スクーターが暴走している。

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