第7回 なぜかもうはや2部屋目がオープン
先日、42歳こどおじがオンラインお見合いで、37歳の女性に振られただけで、ニュースになり、ネットで笑いものにされていました。つまり40代の独身おっさんが、正攻法でまっとうな幸せを求めることは、マヌケで滑稽なことなのです。
しかし40代の男性でも確実に女に相手にされる方法があります。
そうです。みなさんも薄々お気づきかと思いますが、カネです。40代でも50代でもカネさえあればなんとかなります。そうカネしか勝たんのですよ。
まぁ今更、女にモテたいわけでもありませんが、とにかく独身40代の老後(すでに老後とも言えますが)を豊かにするためにはカネが必要なのです。そして一部上場企業に勤めて部長になるなどという正攻法でカネ持ちになれていない人間が、そこそこのカネを手に入れるためには、他人に後ろ指を指されるような胡散臭いビジネスに手を出すしかないわけです。
そんなこんなで昨年7月半ばに開店までこぎつけた胡散臭いビジネスのメンズエステ。開店までに、すでに100万円を超える経費を使っているわけで、あとは儲けるだけ、と言いたいところですが、さすがにそこまでイージーな商売は存在しません。
まずオープンしたはいいのですが、初月の7月はセラピストが3人までしか増えなかったこともあり、お客さんからの問い合わせがあっても女の子がいないという状況が続きました。しかもオープンと歩調をあわせるかのように新型コロナの緊急事態宣言も発出されています(※原稿執筆は2021年)。結果、29万5000円の売上(指名料、オプションはセラピストに100%バックなので除いています)で、セラピストに給料を払ったら11万8000円しか残りません。単月で24万1000円の赤字です。
翌月、43万3000円の売上で17万3000円残りました。18万6000円の赤字です。セラピストは6人まで増えましたが、ここで問題が……。昼間の出勤希望者ばかりで、希望が被りまくって、せっかく出てくれるという女の子を出勤させられないのです。とんだ機会損失ではありませんか!