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とんでもない大赤字:メンズエステ開業日記17

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以前、豊洲への移転は頓挫しましたが、どうやら移転に関しても待ったなしのようです。豊洲のときは赤塚に2部屋維持したまま、新ROOMを考えていたのですが、状況が違います。もはや現実的に考えて赤塚2部屋維持が無理なので、赤塚を1部屋にして他の場所にもう1部屋を設置するのが無難でしょう。豊洲移転については一発逆転の特大ホームラン狙いの戦略でしたが今回は違います。大儲けというよりは地に足をつけて、まずは穏便に月間収支をプラスマイナスゼロまで持っていきたいのです。しかも運営にかかる手間も重要です。できることなら赤塚からそう遠くない場所に新しい部屋を設置して、ケアしやすさも考えたほうがいいでしょう。

そうなると候補は限られています。東武東上線の沿線で、赤塚より確実に人の多い駅、しかもメンエス激戦区を避けるというのが基本戦略になります。東上線で乗降者数が多いのは準急も止まる成増ですが、ここは激戦区なのでなし。もう少し奥にいって埼玉県に入れば、和光市や朝霞台も栄えています。しかし正直、たまに赤塚に行くのですら辛いのに、赤塚より遠くは厳しいというのが偽らざる本音です。なんだかんだいって、副業にこれ以上リソースは割けません。

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そこで結局、消去法で落ち着いたのが大山です。ここは東武東上線の下赤塚から池袋方面に5駅、池袋からは3駅の好立地。ハッピーロード大山という都内随一の商店街があることで知られていますし、なんといっても安くて美味しい飲み屋が多いことでも、なにげに有名です。少しこじんまりとした赤羽といった風情でしょうか。

ちなみに赤羽はメンエス40店がひしめく超激戦区。当然なかには、人気店も多数存在します。つまり赤羽っぽい街にメンエスはフィットするはずなのです。しかも幸いなことに大山には1店もメンエスがありません。このこともあり以前から大山は常に移転先として頭の片隅にはあったのですが、少し無難すぎな気もして躊躇していたのです。でも、もはやそんなこと言ってる場合ではありません。無難こそベスト。大山移転を決定事項として、すぐにマンションを探そうではありませんか。

 

開業と文/野中ツトム(東京 大山&赤塚メンズエステ「ふくらみカルテ」※旧店名「カラマーゾフ」)

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東京 大山&赤塚メンズエステ『ふくらみカルテ』
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