「そう焦らないでください。う～ん…、とりあえず査定額は90万円とツイッターのフォロワーが多いので、プラス10万円で100万円になります。これに弊社の手数料20万円が乗るかたちになります。査定は高めに設定させていただきました。本業との絡みを活かしつつ高い値段から交渉し落としていく方向でいかがでしょう」
なるほど！ あわよくば100万円になるってことですか！ あの赤字店が！ もう待ったなし！ 売ります！ すぐに！
「まあ待ってください。こちらはあくまで査定なので、これくらいの値段から買いたい人と交渉しますよって話なんです。実際に赤字店がこんな値段で簡単に売れるわけないじゃないですか」
残念です……。
「でも状況を見させていただいての印象なんですけど、個人的にはこの数字なら多分復活できるんじゃないかと思うんですよね。よかったらウチの会社総動員で立て直しのお手伝いもできますよ。売却だけじゃなく並行してそちらも考えてみてください」
え！ やっぱそうですか？ もしかしていけるの？ と甘い言葉に惑わされたところで今回は終了。どうする？
開業と文／野中ツトム（東京 大山＆赤塚メンズエステ「ふくらみカルテ」※旧店名「カラマーゾフ」）
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