ついに「虚偽」と正式に判決が下った草津市の虚偽告訴事件。この事件の凄まじい点は、いかにも怪しい虚偽だらけの告発がSNS上で「女性の闘い」として祭り上げられ、社会運動にまで至った点にあるだろう。「性交渉の事実はなかった」という事実よりも、感情的な「正義ごっこ」を優先して事件を深刻化させた、そんなツイフェミの罪に迫る。
「セカンドレイプの町」
群馬県草津町の「性被害虚偽告発事件」がついに決着した。虚偽告訴罪および名誉毀損罪で訴えられた新井祥子元町議に下されたのは懲役2年6月、執行猶予5年の有罪判決。刑事裁判によって性被害を訴えた新井の告発は「虚偽」だったことが公式に認定され、6年間にわたる黒岩信忠町長への凄まじい「名誉毀損」と「虚偽告訴」という二重の罪が確定したことになる。
事件の経緯を知っていれば判決は当然だろう。
発端は2019年、新井元町議が知人ライターの電子書籍を通じて、「15年に黒岩信忠町長から性暴力を受けた」と告発したことに始まる。新井は「町長の執務室で強制的な性行為を受け、身体を傷つけられた」と告白し、町長を性犯罪者として断罪するよう議会に迫った。
これに対し、黒岩町長は即座に告発内容は虚偽であると否定。新井と電子書籍の著者らを相手取り、名誉毀損で提訴する。草津町議会は告発の真偽を調査するため百条委員会(調査特別委員会)を設置し、事実関係の調査に乗り出した。
その結果、百条委員会は新井の告発を虚偽と認定し、町議会は新井を除名処分とすることを決定。住民によるリコール請求も成立し、新井は町議の職を失う結果となった。