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底が抜けてる衆議院東京15区補欠選挙:ロマン優光連載289

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それまで15区で自民党と議席を争っていた柿沢前議員だが、秋元氏離党を受けて、21年におこなわれた第49回衆議院議員選挙で当選した際には自民党に入党したいと意向を表明し、見事に当選。議席をを手土産に自民党に入党したわけである。議席を争ってきた柿沢氏の自民党入りに対して地元支部はいい顔をしないのは当然であり、そこの反目が柿沢氏による木村弥生氏の独自擁立に繋がったのだろうか。

また、22年には自民党会派に所属していた元区議会議長の榎本雄一氏があっせん収賄罪で起訴され23年に有罪判決が下っている。

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乙武落選

秋元・柿沢・榎本と自民党に関わりある事件が連続するかのように起こってきたのが江東区。裏金問題の影響もあるだろうし、さすがに自民党にとって今の江東区は非常に厳しい選挙の場だっただろう。

独自の候補者をたてるのもままならない状態であり、一時は乙武洋匡氏を都民ファーストの会と相乗りで推薦する方向で進むように見えた。ちなみに現江東区長は無所属で都民ファースト・自民党・公明党の共同推薦だ。

ところが、乙武氏は前江東区長選挙では木村弥生氏の応援をしていた人物なのである。

つい先日まで乙武氏が自民党と反目する候補を応援していたということに対する感情的なしこりもあるだろうし、2016年の参議院議員選挙で自民党は乙武氏を擁立する最終調整に入っていたのに、彼の不倫騒動で御破算になったという過去の出来事もあり、党内で乙武氏の推薦に反対する人も多く、乙武氏からの要請がないこと、江東区の支部から反対の声があがっていることで推薦をしないことになった。

そして自民党不在の選挙が始まったのだ。

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