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三上悠亜とCA4LAで思う性的コンテンツとの距離:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載524

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さて、この件に対しては「CA4LAのブランドイメージが下がる」「誰が買うの?」といった声が上がっているみたいだけど、アタシは例によって「他人がとやかく言うことじゃないんじゃない?」という立場。だって、「CA4LA」サイドは、三上さんの経歴やら何やらをすべて承知したうえで、コラボする価値があると判断したんだろうし(実際、コラボ商品のオンラインショップの予約分は完売しているみたい)、三上さんが言う通り、「(どれほど批判が出ても、成果が出ているから企業は使うし)成果が出なければ企業も使わなくなる」。ただそれだけのことよね。

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ほかに「キッズ商品も扱っているブランドなのに、彼女を知らない子どもが検索したら、いやらしいコンテンツにたどり着いてしまう」という声もあるみたいだけど、店頭やネットの販売サイトに、商品とセクシー画像を並べているわけでもないのに、そこまで三上さんやCA4LAに配慮しろというのも行き過ぎじゃないかという気がするわ。

だいたい、大人が子どもに、一方的に「キレイ」なもの、「正しい」ものばかり見せようとしすぎるのも問題だと思うの。それより、現実に存在するさまざまなものを見せたうえで(極端にグロいものとかはアレだけど)、自分で考え、自分に合うものを選ぶという経験をさせていったほうが、柔軟で強く、真に賢い人間に育つんじゃないかしら。まあ、子どもを育ててもいないアタシが言うのもナンだけどね……。

 

写真/Wikipediaより(撮影/Bject)
<水曜日掲載>

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

 

 

 

 

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