アメリカの外国人売春婦の割合が記載されており、1位は韓国で23.5％、2位はタイで11.7％、3位はペルーで10％、4位はメキシコで9.6％。アメリカの外国人売春婦で最も多いのが韓国人女性だった時期があったのだ。韓国人売春婦が増えたことで、韓国人女性の入国審査はかなり厳しくなったらしい。韓国の『国民日報クッキーニュース』（2009年2月19日）によると、一部の韓国人売春婦は車椅子に乗って障害者のふりをして入国審査を通過していたという。現地の韓国人たちは「車椅子お姉さん部隊」と呼んでいたらしい。
前出の『朝鮮日報』の記事では韓国の金玉伊議員の「海外で売春をする韓国人女性の数は日本に約5万人、オーストラリアに約2500人、グアムに約250人いるとみられ、全世界では10万人余りに達する」という主張を紹介していた。
「韓国が豊かになった現在でも自らの意思で日本に来て売春している韓国人女性が5万人もいる。貧しかった70年前に強制連行なんて手段が必要だったのか」といった歴史修正ヘイトスピーチに繋いでいくのが、一部の無識なネトウヨのよくある主張だった。
正しい歴史認識では、現在の日本にいる韓国人売春婦も日帝による強制連行の被害者に他ならない。無理やりトラックに乗せて連れ去るだけが強制連行ではない。日帝による不景気、失業、就職難といった何らかの「強制」の結果、売春婦になることを余儀なくされた韓国人女性がいたとすれば、それは広義の強制連行といわざるを得ないのだ。日本は韓国に謝罪しろ！ この「広義の強制連行」理論は拙著『テコンダー朴』でも紹介している。日本人は『テコンダー朴』を読んで反省しろ！
文／白正男
写真／Wikipediaより（撮影／April Jennifer Muller）
初出／実話BUNKAタブー2024年8月号
PROFILE：
白正男（はく・まさお）
職業：義士、漫画原作者。出身成分：核心階層（抗日戦士）。正しい歴史認識と人権思想を啓蒙するため、本誌連載作品『テコンダー朴』の原作を担当。
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