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【『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』】【為末大のジェンダー炎上】【キワモノ選挙】:箕輪厚介「今月これに感謝」 連載3

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男性かつ年上という人間が、女性かつ年下の人と友達になるっていうのは、仕事上の立場から断るのが難しいわけだし、やっぱダメなんだろう。

それに、こういうジェンダーの話題には、触れても損するだけだから、極力関わらないようにしている。僕の考えを述べたところで、仮になるほどと思わせても、絶対に折れないのはもうわかっている。騒動を、自分の主張をできるチャンスとしか思ってないでしょ。

でも、僕が「日本フェミニスト協会会長」を名乗っても、フェミニストは触れてもくれないから、程よい距離感は保てている。感謝。

キワモノ選挙

最近の選挙は、変な人がよく出馬している。つばさの党はやりすぎだから罰すべきだけど、キワモノが多いのは悪いことではない。選挙とは世間の写し鏡で、世の中を反映しているということなんだから、不快でも受け入れないと。

選挙って、一見公共的なものに見せかけて、一番フリーであり、タブーなき領域だからね。フラットであり続けるには、仕方ないかな。

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しかも今はSNSで拡散できるから、自分のブランディングとして、拡散や炎上目的で利用するのはすごく合理的というか、まあそうなるよねって話。質よりも人々の関心を集めるほうが有利な世の中を、アテンション・エコノミーって呼ぶんだけど、今の混沌とした選挙模様はその世相をしっかり現しているよ。

選挙と言えば、7月7日に東京都知事選がある。小池百合子さんと蓮舫さんの嫌われ者二大対決が見ものだ。僕が『死ぬこと以外かすり傷』の反省を踏まえて『かすり傷も痛かった』を出したみたいに、蓮舫さんには『2位じゃダメだった』っていう本を出して、かつての発言の伏線回収してほしいよね。

でも蓮舫さんと友達にはなりたくないかな。一緒にディズニーランドに行くとしたら、僕は小池さんのほうを選ぶ。

 

初出/実話BUNKAタブー2024年8月号

PROFILE:
箕輪厚介(みのわ・こうすけ)
1985年東京都生まれ、早稲田大学卒。2010年双葉社に入社。広告営業などに携わった後、編集部へ。『たった一人の熱狂』見城徹/『逆転の仕事論』堀江貴文などを手がける。2015年幻冬舎に入社、書籍レーベル「NewsPicksBook」を立ち上げ、編集長に就任。『多動力』堀江貴文、『日本再興戦略』落合陽一、2019年に一番売れたビジネス書『メモの魔力』前田裕二など次々とベストセラーを手がける。自著『死ぬこと以外かすり傷』は14万部を突破。クラウドファンディングにて1000万円を集め、雑誌『サウナランド』創刊。様々なブランドとコラボレーションをおこなったり、各地でサウナランドフェスを開催。2021年のSaunner of the Yearを受賞。

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