ということは白黒映画は目には優しいが頭脳は使う。
カラー映画は目を酷使して頭脳を使わない。
なんてこったい!
カラーで物事を見たりたのしんだりしていると人間はだめになるのかもしれない。
だがしかし。
どこかがだめになると伸びてくる才もあるのでなんとも言えない。新時代はそうして訪れるのである。
まったく話がガメラ第一作に近づいていかない。今回は次回に続けない予定だったのだが予定というのはあくまでも予定なのだ。ということで次回につづく。
※次回記事はこちら→「『大怪獣ガメラ』その2」
『大怪獣ガメラ』(1965年・大映)
出演/船越英二、山下洵一郎、姿美千子、霧立はるみ、内田喜郎、北原義郎、藤山浩二、三夏伸、浜村純、吉田義夫、左卜全
企画/斉藤米二郎
脚本/高橋二三
撮影/宗川信夫
特殊撮影/築地米三郎
録音/渡辺利一
照明/伊藤幸夫
美術/井上章
音楽/山内正
監督/湯浅憲明
※10月4日より、杉作さんの新刊『あーしはDJ』(イーストプレス)が発売されました!
<隔週金曜日掲載>
画像/『大怪獣ガメラ』、wikipediaより(パブリックドメイン)
PROFILE:
杉作J太郎(すぎさく・じぇいたろう)
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める(男の墓場改め)狼の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。
twitter:@OTOKONOHAKABA