記者会見に参加できなかったフリージャーナリストが石丸氏との質疑応答ができる場としてビジネス動画メディア「ReHacQ」で配信が行われたが、そこでの鈴木エイトとの会話が非常に石丸氏らしいものだった。鈴木氏の質問内容とは別にして、石丸氏が終始一貫質問に対してズレた回答をし続ける様子が、今までも指摘されてきた石丸氏の会話に関する問題そのものだった。相手の質問意図にそぐわない回答を自信満々に続け、相手が自分の回答を理解できていないかのように振舞っているように映る。意図的なものか本当に理解出来ていないかはわからないが、言葉は交わしているが内容がどこまでもかみ合わない。別に勝ち負けとかになる話でもなく、今後色々検討していきたいですぐらいの回答でいいのに、相手が間違った質問をしているかのようになっていて非常に困惑する。
ただ、石丸氏の口調、表情は非常に自信ありげで勝っているように見え、これがこの人の武器なのだろうと改めて感じた。人によっては高圧的、上から目線の態度に映るわけで諸刃の剣でもあるだろう。
なんであれ、石丸氏の人気というのは、自分の嫌いなものと戦っている(勝っている)というイメージを持つ人によって支えられていて、彼の口調、表情、振る舞いといった部分に支えられている部分が大きい。都知事選でも指摘されていたし、新党結成でもそうなのだが、私を含め、政治を通して具体的に何がしたいのかはさっぱりわからないという人も多いだろう。