これらの発言はジェンダー平等から乖離したものであり、そういったことを考えると「ジェンダー差別政党ではありません」という吉川氏の発言も適切ではなく、「ジェンダーとかそんなものはどうでもいいし、よく知らないし、そういった考えをよく思っていない政党です」とするのが適切なのではないだろうか。どうどうとしていればいいのに、なぜ取り繕うのだろう。
ところで、産経新聞の7月4日の『「60、70代は難しい」と真意説明も…参政・神谷氏「高齢女性は子供産めない」発言物議』という記事によれば、「記者団から発言の撤回を求める声は上がらなかった」とあるが、神谷氏の投稿とどちらが本当なのだろう。単なる質問を詰められたと表現した可能性があり、よくわからない。
投稿中に「印象操作」という言葉を使っているが、今までも何か問題視されると投稿や動画を消し、具体的な問題に答えることなく、ちゃんと撤回もせず、後にそのことを言及されるといいがかりをつけられているかのように振舞ってきたのが神谷氏であり、参政党である。それも「印象操作」なのではないだろうか。2025年7月3日の神谷氏の街頭演説の動画は見ることができなくなっており、参政党側からは機材トラブルであると説明されているが、そういうことを繰り返してきたのが参政党なので、疑問がもたれるのも不思議ではない。
また、ジャンボタニシ騒動をめぐって、神谷氏は2025年2月11日にX上でジャンボタニシを見たこともないし、ジャンボタニシ農法の視察をしたこともないと説明しているが、実際は2015年にTwitterやblogでジャンボタニシ農法について視察したことを報告している(現在削除されている)。
意図的に嘘をついたのか、単にいい加減なのか、どちらかはわからないが、神谷氏は小麦有害論を街宣で発言しておきながら、ピザを食べている画像をどうどうとあげていたような人物なので、いい加減なところがあるのは間違いない。神谷氏が陰謀論めいたものや疑似科学的なもの、政策にいたるまで、自分の発言をどれだけ信じているかについてはいつも疑問になってしまう。
なぜ今、田嶋氏の動画が称賛されているかを考えるだけのつもりだったのが、結局流れで参政党の話になってしまったわけで、なんというか、本当に勘弁してほしい。