結局、秀吉以外の豊臣家の男衆たちがあまりにも無能すぎたため、他の人に比べれば多少なりともマシだったというのが実像に近いのではないだろうか。 「秀長が生きていれば豊臣政権は崩壊しなかった」との評価もあるが、それはたまたま秀長が秀吉よりも先に亡くなったからに過ぎず、仮に秀吉の死去後に秀長が生きていた場合、徳川家康や伊達政宗のような野心家たちを黙々と豊臣政権に従わせることができたかと言えば、そんなわけがない。早晩豊臣家を滅亡させていただろう。
結局、たまたま兄が出世したから、そのコネを生かして少しだけ活躍できたアホな弟というのが秀長の定位置。兄と弟の立場は逆だが、HIKAKINに便乗して出てきたSEIKINみたいな人だと思っておけば、だいたい間違いない。
初出/実話BUNKAタブー2026年3月号
写真/Wikipediaより(撮影/Saigen Jiro)
