予選組の時間帯は出演アイドルによる並行物販がおこなわれていて、自分たちが推しているグループが終わると物販会場にファンは向かうわけで、来場者が全員客席にいることがないイベントであったこと。また、推しグループのライブが終われば帰る人もいること。ルミナスステージから来る人もいること。
そういうことを考慮すると写真の印象よりも総動員数は多かったのではないかと思うし、神田の言っていることはわりと信憑性があるのではないだろうか。
客数が少なく見える原因の一つとしては、客席のレイアウトがあると思う。武道館公演といっても席数を減らしておこなわれる公演も多く、客席の範囲を狭めることで人が密集し、そういう写真を公開して動員が多かった感を演出したりするのだが、そういったことに気がまわっていなかったことは失敗だったのでは。実動員数でいえば『天下一武道館』と変わらないくらいの公演だってあるのではないかと思うし、『天下一武道館』より採算がとれなかったものもあると思う。
あと、出演アイドル全部の通常の動員数を単純に足しても公式HPでうたわれていた1万人に届くとは考えられず、集客のためのプラスアルファを打ち出せなかったのは失敗だったと思う。もっと、物語性の高い打ち出し方を考えるべきだったのではないか。
そもそも、外部のアイドルがこのイベントに参加することのメリットというのは多少知名度があがるかもしれないこととアイドル界隈をよく知らない人に多少のハッタリがきくことくらいで、そうなると予選会に参加するアイドルも限られてくる。武道館に出演すること自体には意味はなく、あくまで単独公演で客を集めたライブでないとなんにもならないのだから。自分も他のアーティストの前座で武道館に出た(しかも本ステージではなく花道につくられた小ステージ)ことはあるが、別にそれで何か変わったとかないし。
普通に考えて武道館公演が現実的に射程に入りそうなところにいるアイドルはまず参加しない。また、動員を常に考えて戦略的に行動しているようなシビアな運営なら、オタクが疲弊するけど自分たちに収益が入らないし、見返りが少ないイベントには出ない。ようするに、このイベントに必要な大きな動員が見込めるようなタイプは参加しないわけで・・・。まあ、課金レースのあがりは入るだろうけど、搾取っぽく見られるのでイメージがあまり良くないのもある。
YouTubeで神田がチケット5枚しか売ってなかったグループがあると愚痴を言っていたが、平日の昼間に出番5分だけという条件で行くオタクは奇特な人だと思うし、「5枚も!」という気がしないでもない。
堀江や「虎」を前にだしてきたのも良くない。炎上の原因の一つになったということは別にして、大多数のアイドルファンにしてみれば彼らが出ても何も嬉しくはないのだから。中には彼らが好きな人もいるだろうが、そんな人は少ないだろう。
動員に結びつかないし、アイドルファンには男性が共演すること自体を好まない人も多いし、アイドルイベントに出てきてアイドルにバックダンサーをやらせたりしたら反感を持つ人が多いに決まっているわけで。
逆に彼らのファンでアイドルイベントにまで見に来る人がそうたくさんいるとも思えず、ほんとに意味がないと思う。
出演者を身内のアイドルに絞って物語性を高める方向性でやっていれば、プロモーションもやりやすかったし、次につなげやすかったような気がするのだが。
神田が基本的にはアニソンバーやコンカフェの人で音楽とかエンタメの人でなかったことで考えが及ばなかった部分は大きいのではないかと思う。
