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皇室典範改正に見る男性信仰:米山隆一連載19

連載
天皇陛下は皇族数の確保策の議論について、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と述べた。
連載社会
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こんなことを言うと更に怒られそうですが、実のところ私は、少年漫画にちりばめられているあのヒロイックで甘ったるい「男性神話」が嫌いではないというか、個人的信条としてはむしろ好きで、世界の終わりに女性と2人きりになり、そこに最後のパンが残っていたら、本当にそれを実行できるかどうかはさておき、女性に譲ることにある種のロマンを感じます。

しかし同時に、それは政治における選択とは、画然とわけるべきことだと私は思います。1組の夫婦が1~3人の子供しか生まず、側室が禁じられ、貴族制をできない現代の民主主義社会において、男系男子での世襲は、数学的・生物学的に現実的ではありません。それ以上に、私は、憲法第1条「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」という象徴天皇制を末永く続けるためにこそ、漠然とした「男性神話」によってではなく、現天皇家の方々が戦後80年間営々と誠実に続けられてきた真摯で謙虚な「天皇の家族の在り方」に対する国民の信頼よって、現代の日本にマッチした新たな象徴天皇制の伝統を築いていただきたいと思うからです。

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文/米山隆一
画像/グアテマラ政府 flickrより
初出/実話BUNKA超タブー2026年9月号

米山隆一

PROFILE:
米山隆一(よねやま・りゅういち)
1967年生まれ。新潟県出身。東京大学医学部卒業。独立行政法人放射線医学総合研究所、ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院研究員、おおかた総合法律事務所代表弁護士などを経て、2016年10月に新潟県知事就任。2021年10月、衆議院議員選挙にて旧新潟5区で初当選。2022年に立憲民主党所属し、2026年1月、中道改革連合に参加し落選。再起を目指して活動中。
Twitter @RyuichiYoneyama

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