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底が抜けてる衆議院東京15区補欠選挙:ロマン優光連載289

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289回 底が抜けてる衆議院東京15区補欠選挙

2024年4月28日に開票結果のでた東京15区の衆議院補欠選挙。この選挙区は東京都江東区しか含まれていないので、ようするに江東区での衆議院補欠選挙である。

とりあえず、小池百合子東京都知事率いる都民ファーストの会の推薦を受けた乙武洋匡氏の得票数が5位であり、日本保守党の飯山陽氏を下回っていたのはさすがに驚いた。

こんなに順位が低いとは。特に強そうな候補者もおらず、乙武氏の知名度の高さからいって、当選しないにしてもかなりの得票数はあるかと思ったのに、この結果は正直予想外だった。

江東区は政治家がらみで色々なことが起こった地域である。

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前議員である自民党所属の柿沢未途・前法務副大臣が、無所属で立候補した木村弥生・前江東区長をめぐる東京都江東区長選における公職選挙法違反(買収)の罪に問われ、基礎内容を認めて議員辞職したことで生まれた補欠選挙。

このあたり、少しややこしいのだけれど柿沢前議員は自民党の方針に従わず、自民党が擁立した山崎一輝氏とは別に独自に、公職選挙法違反で懲役2年&執行猶予5年の判決を受けた木村弥生氏を擁立していたのだ。そして、その選挙における自身の公職選挙法違反も発覚し、自民党の議席を失わせるということをやらかしたわけだ。

みんなの党、維新の党、民進党、希望の党と様々な党を渡り歩き、21年当時は無所属であった柿沢前議員が自民党に所属するようになったのも、15区で当選し環境副大臣などの役職も経験した秋元司・元衆議院議員が汚職、証人買収などの罪に問われ(現在、秋元氏は控訴中である)、20年に自民党を離党したことと関わりがある。

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