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「このバディ漫画がとんでもない」岩橋健一郎のTOP3

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最近、バディという言葉をよく耳にする。バディとは名コンビを指すようだ。多分、「相棒」という意味なのだろう。そんな「2人揃えば最強!!」なバディ漫画を、有名識者たちに挙げてもらった。今回は岩橋健一郎さん。

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PROFILE
岩橋健一郎(いわはし・けんいちろう)
1966年生まれ。北海道出身。横浜の暴走族・横浜連合鶴見死天王で頭角を現す。その傍ら私大理系学部を卒業。ヤンキー雑誌『チャンプロード』創刊に尽力。
X : @yankee4649
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ヤンキーってのは生き様自体がギャグ

不良の世界は相棒(ダチ)が重要なのは言うまでもない。当然、ヤンキー漫画もバディものの名作が多いわけよ。

まず最初に挙げたいのは『今日から俺は!!』だね。正直言うとこの作品が連載はじまった時、オイラはすでに暴走族も引退してたし、リアルタイムでは読んでなかった。「あっなんか、また新しいヤンキー漫画始まったな」ってくらい。面白さに気付いたのは2018年にドラマ化されてからなんだよね。

主人公の三橋、伊藤を、それぞれ賀来賢人と伊藤健太郎という人気俳優が演じたじゃない。それでもうハマったよ。あの髪型もそうなんだけどさ、全体的にギャグを織り交ぜられてて、それをうまく演技してるじゃん。オイラに言わせれば、ヤンキー漫画で重要なのって笑いなんだよね。ずーっと凶悪な2人が暴れまくってるだけじゃ読んでて疲れるだろ? この作品は原作もギャグが入ってるし、それをまたドラマでうまく表現してた。話題性はもちろん、俳優や監督・脚本、もちろん漫画家の先生にも敬意を表して『今日から俺は!!』が3位!

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2位はもちろん『ビー・バップ・ハイスクール』だね。ヤンキー漫画のバディものでこれを選ばなかったらモグリでしょ(笑)。とにかくトオルとヒロシの掛け合いが最高で、喧嘩だけじゃなく、恋愛とか日常風景とか、80年代当時のツッパリ少年たちをオイラから見てもリアルに描いてた。周りの連中も夢中で読んでたけど、この作品も実写化された映画の影響力はデカいね。

なにしろ、出演者を一般応募で全国の本物のヤンキーを集めちゃったんだもん。今で言えばブレイキングダウンみたいな感覚よ。城東のテル、ケン坊、菊リン役を演じた連中は身近な存在だし、あのインパクトはある意味漫画も超えてた(笑)。素人の中で、主人公の仲村トオルと清水宏次朗の2人がビシッと見事な掛け合いを演じたから締まったよな。まさに日本中の不良少年たちを巻き込んだ作品で、漫画・映画ともに80年代のヤンキーたちに最も影響を与えた作品だと思うぞ。

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