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59本目・『青春の甘き香り』その三:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載116

連載
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59本目・『青春の甘き香り』その三

結城しのぶの美しさがタダゴトではない!
かわいいなー、とか、きれいだ……、とか、美しすぎてきみが怖い(布施明)、とか、結婚してください(岡八郎)、とか、うーん寝てみたい(三船敏郎)、とか、きみはバラより美しい(布施明)、とか、美しい女性を目の前にして男が口にする言葉はいろいろある。いろいろあるのだが、この『青春の甘き香り』の結城しのぶの美しさにはどんな言葉もかなわない。ふさわしくない。それほどまでに結城しのぶが美しい、きれいだ、かわいい、魅力的だ。話それるが歌とはいえ布施明は言うね。オリビア・ハッセーのハートを射抜くにはそれぐらいハードにアタックしなければならないということかもしれないが、ま、がんばりたい。
この当時の結城しのぶを現在、DVDや配信で見たい場合、簡単に手が届く、さがせる、流通しているものとしては『蘇える金狼』(1979/村川透監督/松田優作)、『江戸川乱歩の美女シリーズ・大時計の美女』(1979/井上梅次監督/天知茂)あたりであろう。松田優作主演『探偵物語』第23話(1979)もいい。
主演映画『天使の欲望』(1979/関本郁夫監督)、映画『正午なり』(1978/後藤幸一監督)はまさかの露出。いや、それは『蘇える金狼』もだが。

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この世にも美しいひとが世に出たのはNHKのドラマ『新・坊っちゃん』である。1975年だ。
ヒロインのマドンナを演じるのは大原麗子だったが急病で降板。代わりに選ばれたのが結城しのぶだった。
覚えている。
当時、『新・坊っちゃん』が表紙の本を読んだ。買ったのかもらったのか家にあったのかは覚えてない。なんせ読んだ。NHKから出ていた雑誌かもしれない。
出演者がずらり並んでいて知ってる人も知らない人もいた。で、マドンナ役のひとを私は知らなかった。結城しのぶという名前も知らなかった。新人であった。マドンナはヒロインなので出番も多い。急遽スケジュールがたくさんあいているのはまだ売れてない新人しかないのだ。
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