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「この漫画主人公の鬼畜さがとんでもない」白正男のTOP3

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漫画好きの識者の方々に、思い入れのある鬼畜で外道な主人公を挙げてもらった!

PROFILE:
白正男(はく・まさお)
職業:義士、漫画原作者。出身成分:核心階層(抗日戦士)。正しい歴史認識と人権思想を啓蒙するため、本誌連載作品『テコンダー朴』の原作を担当。
X:@hakubaek31@taekwondo5000

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「サンデー版デスノート」の異名を持つ『LOST+BRAIN

少年漫画では「鬼畜・外道」な主人公は非常に少ない。少年漫画の主な読者層(中高生)が求めるのは「努力・友情・勝利」を体現する「応援したくなる主人公」。鬼畜・外道な主人公は共感されにくく、人気を得ることが難しい。読者アンケートの結果が掲載順や打ち切りに影響するため、
読者に嫌われやすい鬼畜・外道な主人公の作品は不利なのだ。例外的に成功したのが『デスノート』。主人公・夜神月は大量殺人を行う鬼畜・外道だが『デスノート』は大ヒットした。夜神月には「犯罪のない世界を作る」という理想があり、読者は一定の共感を得ることができた。またLという強力なライバルの存在により、緊張感ある頭脳戦が成立していた。一方で「サンデー版デスノート」の異名を持つ『LOST+BRAIN』はそれほどヒットせず、(おそらく)打ち切りで終わった。主人公・氷山漣も大量殺人を行う鬼畜・外道だが、動機が「つまらない世界を壊す」といった中二病的なもので、読者の共感を得にくかった。また催眠の能力が強力すぎて、ご都合主義的な展開に見えやすく、緊張感が欠けていた。氷山漣は最後は爆弾による崩落で行方不明となるが、物語のラストで生存がほのめかされていた。夜神月は最後に敗北して無様な死に方をする。この因果応報の結末だからこそ、少年漫画としての倫理的なバランスが保たれたのではないか。

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