担当編集氏から「原口一博の陰謀論っぽい発言が気になるんですよ」という話があった。
立憲民主党所属の衆議院議員の原口氏がDS(ディープ・ステート)についてTwitterで言及するようになり、なんというか、その手の典型的な陰謀論めいた言説が自分のタイムラインに流れてくると、げんなりするのは確かだ。「覚醒」「傀儡」「粛清」といった言葉が並んだツイートをみると心配になる。しかし、あまりにも典型的なDS話すぎて、内容について特に細かく触れてもしようがない。また、そういう風な思考になった人にネットで他人が何か言ったところで変わるわけもない。家族や本当に親しい人間だって、考えを変えさせるのは難しいのだから。そういうわけで、原口氏自体のことはあまり気にしないようにしている。
これが自民党所属の杉並区議会議員・わたなべ友貴氏になると、色々と本人のことが気になってくる。氏の「男性職員も戸惑うことなく、議事録に残る形で平然と女性用生理用品の具体的な品名を発言できるようにするのが、左派の皆様のおっしゃる、包括的性教育なんでしょう。益々食い止めなくてはいけません。」というツイート。わたなべ氏が本気でこのように考えているのか? 単に野党叩き、左翼・リベラル叩きで人気取りをしようとして逆張りで発言したら、おかしなことになってしまったのか?そのどちらなのかを知りたい気分は生まれてくる。想像が入り込む余地と理性で判断することができそうだからだ。
それに比べて、原口氏の場合、一連のツイートを見ていると、本気でああいう風に考えているのであろうという風にしか思えないし、それ以上何か考えれるわけでもなく、もう何も言えない気分になってしまう。
ただ、彼の所属する立憲民主党が彼の発言について全く触れないことにはモヤモヤしてしまう。